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新型テスラ「Model 3」で“消えたモノ”と“増えたモノ” 実車を見た前モデルオーナーの素直な感想(1/6 ページ)

» 2023年10月10日 21時30分 公開
[山崎潤一郎ITmedia]

 Tesla Model 3の新型が登場した。21年型のModel 3に乗る筆者としては、どこがどのように進化したのか大いに気になる。去る9月8日、メディア向けにお披露目された新型の魅力を写真を中心に振り返ってみる。すでにTeslaのサイトで受注は始まっているが、納車は最短で23年12月の予定だ。

サメを思わせる鋭い“顔"に変身

 最初に目が行く最大の変更点が“顔"だ。ご覧のようにヘッドライトが細目形状になり、フロントグリルを横に貫くプレスラインもシンプルが故にシャープさを際立たせている。

新型Model 3のフロント造形。シュッと引き締まった印象だ。旧型ではフォグライト類がバンパー部にある
新型を見た後では、旧型Model 3のフロントは相対的にボテッとした印象が先行する

 両者のフロントデザインをあえて誇張表現で例えると、旧型Model 3のフロントが「コブダイのおでこ」なら、新型は水を切り裂いて進むサメといったところか。

 細かいところでは、新型ではバンパーの近接センサーがなくなっている。障害物の認識や距離は全てカメラで判断するそうだ。Teslaは近年、運転支援のレーダーもなくしているので、全てカメラビジョンで人間が目で見るように周囲の状況を把握するという考え方だ。

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