後席の快適性も向上した。センターコンソールの後席側にも8インチのタッチスクリーンが追加され、ここでエアコンの風量や風向、エンタメ再生、助手席の前後スライド、シートヒーターのオン/オフ操作が可能。
筆者の場合、後席に愛犬を乗せる際、家人も後席に座り犬のケアを行なう。その際、「暑い、寒い」と注文が多くその都度、筆者が温度調整などを行うのだが、これなら後席から調整できるのでとても有用だ。
Model Yとは異なり、梁(はり)はあるものの、後席の特権ともいえるガラスルーフの開放感は従来通り。また、旧型では1枚ものだった後席側ウィンドウが合わせガラスになり、遮音性の向上が図られている。
今回の展示車は、Model 3 ロングレンジAWDだったが、後輪駆動のRWD版も存在する。ロングレンジAWDの航続距離は629km、その一方でRWDは513km(共にWLTPモード)。国交省の型式認定がまだ取れていないので、国内で一般的に用いられるWLTCモードによる航続距離は未定だ。
ただ、駆動バッテリーの容量は旧型と変わらないそうなので、旧型と同等か少し向上していると思えばいいだろう。向上する理由は、空気抵抗値が良くなっているから。
注文は従来通りWebサイトから行う。装備充実で価格が上昇したのは、致し方ないところか。ロングレンジで約25万円、RWDで約37万円の値上げ。RWDを選択し、ウルトラレッド+19インチホイール+白内装を選ぶと、価格は629万6000円に跳ね上がる。
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