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新型テスラ「Model 3」で“消えたモノ”と“増えたモノ” 実車を見た前モデルオーナーの素直な感想(2/6 ページ)

» 2023年10月10日 21時30分 公開
[山崎潤一郎ITmedia]

TロゴからTESLA文字への移行が意味するものは?

 次に目を引いたのは、リアのテールランプと社名バッジ。ランプは「コ」の字形状になり、トランクを開けるとランプ全体がトランクリッドと共に上に跳ね上がる。また、社名バッジは、旧型では「T」のテスラロゴだが、「TESLA」の文字に変わった。ロゴという象徴表現に替わり、社名を明示的に示すことで、一般向けにアイデンティティーの確立を狙っているのだろうか。

03「コ」の字になったことで、フロント同様シュッと引き締まったリア造形。テスラロゴも文字表示に変わった
トランクを開けるとテールランプ全体もトランクリッドと共に跳ね上がる。そのためか、バンパー下部にもランプ類を設置。ハザードライトはここが点灯
旧型の場合、オープン時でもランプの半分がボディー側に残る。積んでいるのは、スターリンクの初期型アンテナ

横から見ると見分けがつかないくらいに同じ

 フロントとリアのデザインが大きく変化した一方で、サイドのデザインは変わらない。各所の曲線やプレスラインもほぼ同じ。フェンダーのホイールアーチやサイドカメラの位置も同様だ。

横からの見た目は旧型型と同じだが、ヘッドライト周りに差異を見つけることができる。19インチホイールのデザインが変わった。
旧型のサイドビュー。ドアの形状やプレスラインも変化なし。それだけ完成された造形ということか

 サイドビューのデザインに大きな変更はないものの、全長が4695mmから4720mmへと拡大した。他のサイズはほぼ同じ。狭い道の多い日本において、全幅の拡大は困ると思っていただけに、ミラーを含まないで1850mmと、現状維持はありがたい。ただし、最低地上高が140mmから138mmへと2ミリだけ下がった。

新型Model 3 ロングレンジAWDのデータ。車両重量も1,828kgとほぼ同じ。2トン超えで駐車拒否の機械式パーキングもあるだけに一安心

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