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Xで「コミュニティノート」のついたポストは収益分配の対象外になるとマスクCTO

» 2023年10月30日 06時43分 公開
[ITmedia]

 米X(旧Twitter)のオーナー、イーロン・マスクCTO(最高技術責任者)は10月29日(現地時間)、「コミュニティノート」による修正が付いたポスト(旧ツイート)は収益分配の対象外になるとツイートした。


 コミュニティノートは、2021年1月に米国で「Birdwatch」としてパイロット版がスタートしたクラウドソーシングの偽情報拡散防止対策。誤解を招く可能性のあるツイートに寄稿者として参加した一般ユーザーが背景情報を説明するnote(以下、ノート)を付け、そのノートを他の多数のユーザーが評価すれば、ツイートにノートがラベルのように表示されるという仕組みだ。

 note イーロン・マスク氏のポストに表示されているノートの例

 マスク氏はこの決定の理由を「センセーショナリズムよりも正確さへのインセンティブを最大限に高める」ためとしている。

 また、コミュニティノートのコードとデータはオープンソースなので、ノートを武器にしてクリエイターの収益を減らそうとすればすぐに分かるとも語った。

 企業としての正式発表ではないが、これまでマスク氏の週末のポストがその後正式になることは多かった。

 ポストの収益化はサブスクリプションサービス「Xプレミアム」加入者の特権。ヘルプページには「Twitterのすべての収益化商品を通じてTwitterから得た生涯収入が5万ドルに達するまでは、作成したコンテンツで得た収益からアプリ内購入手数料を差し引いた後の最大97%を得ることができます」とある。

 今回の決定は、収益増加を目的とした偽情報やセンセーショナルなポストへの対策と見られる。

 Xを含むSNSは、ロシアとウクライナ、イスラエルとハマスなどの戦争に関連する偽情報の投稿に苦慮している。EUはXや米Metaに対し、こうした偽情報に対処するよう要請した

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