インスタ創業者が作ったニュースアプリ「Artifact」、AIのおすすめが的確すぎて驚いた（4/4 ページ）

[いしたにまさき，ITmedia]

　ホームには私が昔ドハマりしたゲームの画面をサムネにしたニュースが出ており、リンクのページのFor Youには、何日か前に私が買うかどうか悩みまくったサンプラーの製品ページへのリンクが出ています。

私が昔ドハマりしたゲームの画面をサムネにしたニュース

何日か前に私が買うかどうか悩みまくったサンプラーの製品ページへのリンク

　これらに直接関係する記事を読んだ記憶はありませんが、確かに集中的に見ていた媒体はありましたし、サンプラーもそれらのガジェット系媒体で話題となっていた製品ではありました。自分の好みにマッチしたものが出るかどうかは偶然の部分もあるでしょうが、的確にヒットしてきたので驚きました。

　そして大事なポイントは、昨日まではどのページもChatGPT関連のニュース一色だった私のArtifactが、次の日にはすっかり変化していたところです。自分がSeekerになるまでニュースを読み、さらにExplorerになるまで読み続けた結果と考えていいでしょう。もちろん、この日もIT系のニュースはChatGPT関連のニュースばかりだったことも一応記しておきます。

　AIとニュースアプリという意味では、Artifactだけが正解ではありませんし、Googleニュースの精度もどんどん上がっています。それでも、なお、このアプリを使い続けたら、自分に提供されるニュースがどう変化していくのかと見ていくのはおもしろいです。

　実際、私はこのArtifactを入れてから、英語記事だから読まないという拒否反応はだいぶ減ってきました。結局記事を読む読まないの問題は、その内容次第であったんですね。

　当たり前のことなんですが、実際に経験してみるとすごく納得できます。Artifact、もちろんある程度英語が読めることは前提ですが、今後ニュースをどう見つけるのか？　という意味でも、ぜひ一度お試しして、まずはSeekerまでやってみることをおすすめします。