OMデジタルソリューションズから「OM-1」の後継機、「OM SYSTEM OM-1 Mark II」が、2月23日に発売された。OM-1の発売が2022年3月なので、約2年。フラッグシップ機としては早いリニューアルだ。
見た目で分かる違いはペンタ部(ペンタプリズムは入ってないけど)のロゴ。オリンパスから映像事業が切り離され、「OMデジタルソリューションズ」となったのが20年10月。21年10月にはあらたに「OM SYSTEM」というブランド名が発表されたが、22年春に発売された同社のフラッグシップ機、OM-1にはまだ「OLYMPUS」ロゴが輝いていた。いわば、OMデジタルソリューションズの「OLYMPUS OM-1」だったのだ。
それが今回、ロゴが「OM SYSTEM」に変更され、「OM SYSYEM OM-1 Mark II」となったのである。
前モデルで「OM SYSTEM」のパネルが埋め込まれていたところに「II」が入ってる。見た目の違いはその2点だけだ。重さも同じである。
オリンパス時代、最後のハイエンド機だった「E-M1 MarkIII」からOM-1へリニューアルしたときは、完全なフルモデルチェンジだった。名前のみならず、ボディもイメージセンサーもメニューも全部新しくなったのだ。
今回のOM-1 Mark IIはそのマイナーチェンジ版だ。人によっては「ロゴ以外変わってない」と感じるかもしれないけど、当然、中身の進化はある。OM-1譲りの特徴をチェックしつつ、変更点についても見ていこう。
ボディは頑丈である。IPX53の防塵防滴仕様。防水ではないけど、雨でびしょ濡れになってもOk。各端子カバーをきちんと閉めておけば水洗いしてもOk(推奨はしないだろうけど)。
イメージセンサーは前モデルと同じく約2000万画素の裏面照射積層型センサーだ。高速読み出しが可能で電子シャッター時の歪みも少ないのが良い。
写りは階調もしっかりしており、ハイエンド機らしいナチュラルな画作り。レンズは「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II」を使用。全域F2.8ながらマイクロフォーサーズらしくコンパクトにまとまったレンズで標準レンズといっていい。
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