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「OM SYSTEM」ロゴを冠した新フラグシップ「OM-1 Mark II」登場 ただのマイチェンではなかった荻窪圭のデジカメレビュープラス(7/7 ページ)

» 2024年02月27日 08時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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手持ちハイレゾを実行すると、5000万画素相当の絵を作ってくれる(三脚を使えば8000万画素まで上げられる)。手ブレによって微妙にずれたカットを合成して解像度を上げた写真を撮る機能だ。

手持ちハイレゾモードで撮影し、中央部を拡大した2枚。左が通常の約2000万画素、右がハイレゾモードの夜雨5000万画素。風景や建物などディテールまで撮りたいときにいい

 OMシリーズはオリンパス時代から電子シャッターで高速連写してそれを合成することで、デジタルならではの写真を撮る機能を充実させてきた。

 これらはOM-1系の特徴といっていいだろう。

マイクロフォーサーズのハイエンド機はこんな人におすすめ

OM-1 Mark IIを構えているの図

 OM-1 Mark IIはマイクロフォーサーズフォーマットなので、35mmフルサイズに比べるとセンサーが小さい分画質面で不利な点はある。同じ画角で撮ると被写界深度が深めになるのでボケ命の写真には向かない。でも逆にある程度被写界深度が必要なマクロ撮影時には有利に働く

60mmマクロレンズで撮影した紅梅。こういうときは被写界深度が浅すぎなくていい(60mm 1/250秒 F8 ISO200)

 センサーが小さい分レンズもコンパクトに抑えられるので、レンズが重厚長大になりがちな望遠撮影時にも有利だ。

 高感度時の絵も以前より改善された。

 そして性能の割に価格も抑えられているのである。特にフィールドワークに持ち出したいカメラだ。

 個人的にはそろそろマイクロフォーサーズならではの小型軽量機も欲しいところだけど……それってPENのフルモデルチェンジ?

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