比較対象として、積層型ではない「EOS R6 Mark II」、積層型の「Nikon Z8」、部分積層型の「Nikon Z6II」を並べてみた。
EOS R5に比べて歪みを40%に低減しているそうな。こうしてみると、Z8とZ6 IIの中間くらいでかなり優秀だ。
普段の撮影ではまったく気にならないので、今回は基本的に電子シャッターで撮影してみた。
高速読み出しが可能になると連写も速くなるし、プリ連写もあたりまえのようにできる。
ただセンサーが速くなっただけではダメで、それを高速で処理するエンジンは欠かせない。EOS R5 Mark IIでは映像エンジン「DIGIC X」に、画像の高速な解析処理を行う「DIGIC Accelerator」を加えることで処理の高速化を実現したのだ。
おかげでAFはさらに賢くなり、一度被写体を捉えたら食いついて離さない(トラッキング)とか、アクション優先とか(これはサッカー/バスケットボール/バレーボールのみ)。
アクション優先は非常にユニークで、アクションを起こした人間に対してAF対象を持っていくという機能。フレーム内に複数の人間が絡むスポーツで有効になる。だからこの3種目なのだろう。
今回こういう特定のシーンに特化した機能は試せなかったけど(キヤノンがどっかのJリーグチームのスポンサーになって撮影体験とかさせてくれればいいのに、と思うのだが、ラグビーファンにとってはキヤノンはラグビーチームを持ってるのに、アクション優先の対象にラグビーがないとは何事かと思うようである)、追尾が賢く粘るようになったのは体験できる。
これ、アオサギを狙ってるのだけど、こんなアクロバティックなポーズ(羽根を手入れしてるのだろう)でもちゃんと顔を検出しているのだ。えらいもんである。
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