年度末が近づいてきた先週のアクセストップ10には、賛否両論の新サービスから、ハードウェアのレビューまでさまざまな記事が入った。
3月は卒業・卒園シーズンだ。今年卒園する娘を持つ筆者は、年明けからずっと、娘のクラスの卒園アルバムを作っている。
紙の編集スキルはほぼゼロだが、素人でも良い感じにデザインできるツール「Canva」(キャンバ)のおかげで何とかなっており、デジタルのありがたさを実感している。
筆者の卒園アルバムは紙冊子だが、今どきは「デジタルの卒業アルバム」なるものがあるらしい。スマホアプリから動画の記録を閲覧したり、ダウンロードしたりできるという。
デジタルの卒アルである「卒アルモバイル」を提供しているダイコロ(大阪府枚方市)の参考動画を見ると、制服を着た高校生が学校のグラウンドに集まって「青春最高!」などと言っている。アニメの学生生活みたいでいいなあと憧れる反面、こんな青春は私には存在しなかったのでむずがゆい。
自分の卒業アルバムを思い返すと、撮影で張り切った記憶はまったくない。撮影日に髪形をばっちり決め、クラスや部活で写真を作り込んでいた同級生もいたが、筆者は「めんどくさいなあ」という態度で渋々撮られていたように思う。
そんな写真はアルバムで振り返るのもつらい。それがもし動画で、動きと音声つきでありありと残っていたら耐えられず、二度と見ないような気がする。
卒業アルバムは見ないと分かっていても捨てづらい。名前や顔写真など個人情報てんこ盛りで、本と同じ感覚で捨てるわけにもいかない。そんな人向けに、アルバムをスキャン・データ化した上で破砕してくれる“断捨離サービス”もあるようだ。
場所を取らず、処分に困らないという点では、デジタルアルバムの方が便利かもしれない。
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