私は、トンボ鉛筆の「MONO Work」という1.3mmのシャープペンシルに装着している。手書きで行う作業は、主にこのペンで行っていたので、それがそのまま使えるのが有り難い。また、他の人が、どういうペンに付けているのかも、文具好きとしては気になるポイントで、他ユーザーとのコミュニケーションは、それくらいがちょうどいいと思う。その意味でも、好きなペンに付けられるというのは、大人のツールとしてよくできている。
筆者は、トンボ鉛筆の1.3mmのシャープペンシル「MONO Work」のほぼ中央にデバイスを装着している。自分に合った筆記具、付け方ができるのも、勉強の方法に正解を設定していない感じがしてうれしくなる「『しゅくだいやる気ペン』の時は、まだ、充電器とデバイスという今の形ができるテクノロジーがなくて、一週間は持つバッテリーを内蔵せざるを得なかったんです。それで、どうしても本体が大きくなったんですけど、今回は充電ケースとデバイスという形を取れたので、小型化することができました。大人だと、やる気の出る筆記具ってそれぞれにみんな違うんですよね。だから、いろんなペンに付けられるというのは重要だと考えています。文具好きじゃなくても、勉強にはこの筆記具を使いたいというのは、結構誰にでもあるみたいなんです。理想を言えば、もう少し軽くしたかったというのはあるんですけどね」
個人的には筆記時にストレスになることはほとんどない。私は、ペンのほぼ中央辺りに設置して使っているが、この付ける位置も人それぞれに好みが違うのだという。好きな位置に付けられる仕様が正解だったということだろう。
そしてゴムの内側を空洞化して軽量化したり、表面が少し凹んだ曲線にすることで、指に当たったときの不快感を軽減するなど、筆記具に装着して使うことへの配慮が行き届いているのは、さすが文具メーカーといったところ。ペンのどこに付けても、同じようにデータが取れるそうだ。
「子ども用に作った『しゅくだいやる気ペン』を使って勉強しているという大人が結構いるということから、『大人のやる気ペン』の開発が始まったんですけど、僕らも大人がどんな風に勉強してるかとか、どんな気持ちなのかというのは全然理解できてなくて。ユーザーのお話を伺いながら、掘り下げていったんです。そこで感じたのは、子どもの勉強の場合は、親からのフィードバックというのが重要で、だから、データを親と共有するスタイルで作ったんですけど、大人だとそうはいかないということ。基本は個人であって、他人との距離感も親ほど密接になってしまうと、それは近過ぎたり。そこを、ちょうどいい距離感にすることで、個人をすごく大切にするような仕組みにしたつもりなんです」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR