でもなんか、お金がなくて安いコンパクトカメラしか買えなくて、でも楽しくて何でも撮っちゃった子どもの頃を思い出したりもするし、フィルムがあと数枚残ってるからもったいないと、なんてこと無いものを撮っちゃったのを思い出したりもして面白い。
冒頭で、往年のハーフサイズコンパクトカメラをモチーフに最新のXシリーズとハイブリッドチェキ!の両方のテイストを入れ込んだ、唯一無二のカメラなのだ、って書いたのが分かってもらえたかと思う。
軽くて小さいので気軽に持ち歩いていろんなフィルムシミュレーションでスナップを撮るのは初心に帰ったようで楽しい。構図をきっちり決めてイメージ通りにきっちり仕上げるというよりは、もっとカジュアルなスナップ撮影を楽しむカメラと思いたい。
これがカメラといえば、スマホかチェキ!という世代になるとX halfの様々なフィルム時代を彷彿とさせるギミックが新鮮でより楽しめるんじゃないかと思う。フィルムカメラや「写ルンです」がひそかに人気だけど、今はフィルムも現像代も昔に比べて非常に高価になっているからね。
そういう意味でも、X halfはXシリーズとinstaxの両方(言い替えれば、デジタルカメラとアナログカメラの両方)を手がけている富士フイルムにしか作れないユニークなカメラなのだ。
富士フイルムからレトロで斬新なコンデジ「X half」登場 いにしえのハーフサイズカメラの“不便さ”まで再現
プリント前提、だから楽しい──「instax WIDE Evo」は大人のハイブリッドチェキだった
オールドコンデジが若者の間で流行しているらしいので自室から発掘してきた
奇抜なヌードも「AIでしょ」で終わり──’90年代に「Yellows」でデジタルの可能性を示した写真家が生成AIを駆使する現実的な理由
待望のフルサイズ入門機、ニコン「Z5II」はこの先ガチで写真を撮りたい人も安心の“王道カメラ”Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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