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これが“本来のOM-5”だっ 新色もうれしい「OM-5 Mark II」で実感したマイクロフォーサーズの軽快さ荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/6 ページ)

» 2025年07月26日 08時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 ハイレゾには「手持ちハイレゾ」撮影があり、約5000万画素の画像を作りだしてくれる。手持ちでokというのがいい。

 約2000万画素の通常の画像と等倍で比べてみた。ディテールが分かりやすいよう松の木を選んでみたが、不自然さもなくかなりいい感じ(ただ、風が吹いて揺れたりするとちょっと)。

左が手持ちハイレゾ。部分を100%で切り出して通常撮影と比べてみた。松葉や瓦の曲線に5000万画素ならではのディテールが出ているのが分かると思う

 意外に使いでがあるのが「ライブND」。NDフィルターをつけたときのようにシャッタースピードを落として撮れるもので、例えば昼間でもシャッタースピード1秒で撮れたりする。しかも手持ちで。ちょっとした人工的な小さな滝をライブND16を使ったスローシャッターで撮ってみた。

ライブNDのND16を使い、昼間の滝をスローシャッターで撮ってみた。手持ちでもokなのがいい(12-45mm 12mm 1秒 F4,0 ISO200)

 他にも電子シャッターで連写して合成する系の機能としては、手持ち夜景、比較明合成を行う「ライブコンポジット」や、リアルタイムで写りを確認しながら撮れる「ライブバルブ」撮影がある。

 ライブコンポジットは、この季節、花火撮影に使うのがおすすめ。撮影が楽すぎて人間が堕落します。

 もう一つ、OMらしい機能といえば、一時期一世を風靡した(は大げさ)アートフィルター。

 最近は種類が増えてないけれども、一番新しい「ネオノスタルジック」で1枚。

昔ながらの床屋さんのアレがあったのでネオノスタルジーで狙ってみた(12-45mm 18mm 1/1000秒 F4.0 ISO200)

 と、ざっくりとOMらしい機能をメインにあれこれチェックしてみた。

 もう一つ、前モデルから進化した点がある。それはメニューのデザイン。最新のOM-1やOM-3と同じデザインに統一されたのだ。

メニュー画面のデザインが最新のものに変更された

 最後はいろんな作例のバリエーションといこう。

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