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これが“本来のOM-5”だっ 新色もうれしい「OM-5 Mark II」で実感したマイクロフォーサーズの軽快さ荻窪圭のデジカメレビュープラス(6/6 ページ)

» 2025年07月26日 08時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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招き猫群をF1.8であえて、少し奥の招き猫にフォーカスを合わせて、前後をぼかしてみた(25m 1/3200秒 F1.8 ISO200)

 さらに12-45mmとセットで使うと非常に便利な望遠ズーム「M.ZUIKO 40-150mm F4.0 PRO」。望遠端で35mm判換算300mmまでいけるのだが、非常にコンパクトで持ち歩きやすいのがOM-5 Mark IIに合う。

「M.ZUIKO 40-150mm F4.0 PRO」を装着。沈胴式なので収納時はぐっと短くなるのがいい。全域F4.0通しなのにコンパクトなのもありがたい
走り去る特急電車を望遠端で。トラッキングAFで狙ったがちゃんとフォーカスが合い続けてくれた(45-150mm 150mm 1/400秒 F4.0 ISO200)

これが本来のOM-5だ

 メディアはSDカード(SDXC UHS-II対応)。メディアスロットはシングルだが、側面にスロットがあるので出し入れしやすくてよい。

このクラスだとメディアスロットは底面に置かれがちだが、側面にあって出し入れしやすいのは良い点

 バッテリーは前モデルと同じで、持ちは標準で約310枚。バッテリーがコンパクトな分多くはないが、USB充電や給電も可能なのでその辺を加味した運用をするといいだろう。

 OM-5 Mark IIを使っていると、初代OM-5には申し訳ないけど、これが本来のOM-5だな、と思う。

 ボディはCIPA準拠(バッテリーとメモリーカード含む)で418gと、上位機に比べるとコンパクトで携帯時の負担も少ないし、グリップもヘビーな望遠レンズを付けない限りは握りやすくてよい。ボディがコンパクトで軽い分、レンズを含めたシステム全体がコンパクトに済むというマイクロフォーサーズのメリットが生かせるわけだ。

 上位機に比べると、被写体検出AFがない、USB PDには未対応など見劣りする部分もあるが、標準ズームレンズキットで20万円を切る(OM SYSTEM STORE価格で19万5800円)ことを考えると納得できる。

 そして個人的に……新色のサンドベージュがけっこう気に入ったのである。

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