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Nothingのフラグシップスマホ「Phone (3)」日本上陸 国内キャリアは楽天独占 初のヘッドフォンも

» 2025年08月20日 20時50分 公開
[ITmedia]

 Nothing Technology Japanは8月20日、フラグシップスマートフォン「Phone (3)」を国内発表した。価格は12GB・256GBモデルが12万4800円、16GB・512GBモデルは13万9800円。すでに予約を開始しており、28日午前9時から販売を開始する。自社サイトの他、国内キャリアでは楽天モバイルが独占販売(256GBモデルは11万9900円、512GBモデルは13万8900円)する。

 特徴的なデザインは、前モデルのPhone (2)から刷新。背面のLEDが印象的だった「Glyphインタフェース」は、円形のマイクロLEDディスプレイを使った「Glyphマトリックス」を採用する。通知や進捗状況をアニメーションで表示できるほか、「Glyphトイ」機能も用意されており、マイクロゲームやデジタル時計などの小さなアプリケーションをGlyphマトリックス上で動作させることができる。

 カメラシステムは超広角、広角に3倍の光学ズームを合わせたトリプルカメラ構成で、全てのカメラが5000万画素センサーとなっている。広角カメラは1/1.3インチの大型センサーで、暗所でも鮮明な撮影を実現するという。機械式手ブレ補正付きの4K/60fps動画撮影にも対応する。また、フォトグラファーと共同開発したプリセット機能も備え、専門的な撮影設定を簡単に利用できるとする。

 プロセッサには米Qualcommの「Snapdragon 8s Gen 4」を搭載した。Phone (2)の「Snapdragon 8+ Gen 1」と比較してCPU処理速度は36%向上し、GPU性能は88%向上。AI関連タスクの処理性能は60%向上し、画像認識は125%高速化したという。ディスプレイは6.67インチのAMOLEDで、最大輝度は4500ニト(HDRモード)、1600ニト(HMBモード)。30〜120Hzのアダプティブリフレッシュレートと1000Hzのタッチサンプリングレートに対応する。

 AI機能としてEssentialサーチ(スマート検索)、Essential Space(AIを使ったメモやアイデアの情報整理)、Flip to Record(音声の文字起こし・要約)を組み込んでいる。Flip to Recordは、端末を裏返してEssential Keyを長押しするだけで会議の音声を自動で文字起こしし、内容を要約することができる。

 バッテリー容量は5150mAhで、65Wの急速充電により54分でフル充電が可能。15Wワイヤレス充電にも対応する。またFelicaを搭載し、おサイフケータイをサポートするほか、eSIMも利用可能だ。カラーはホワイトとブラックの2種類。OSはAndroid 15をベースとしたNothing OS 3.5を搭載し、メジャーアップデートは5年、セキュリティアップデートは7年保証する。

ヘッドフォンも日本上陸

 また、同社初となるオーバーイヤー型ヘッドホン「Headphone (1)」も日本に投入する。老舗オーディオブランドの英KEFと共同開発したもので、アクティブノイズキャンセリングに対応する。価格は3万9800円で、8月20日正午から予約を開始。8月28日に発売する。カラーはホワイトとブラックの2色展開。

 イヤーカップはアルミ製。Nothingらしい特徴的なスケルトンデザインが施されている。また、ポリウレタン製サスペンションシステムを搭載した40mmカスタムダイナミックドライバーを内蔵し、ダンピングシステムにより歪みを最小限に抑えたという。操作は物理キーを使用する。

 外音取り込み、空間オーディオ、LDACによるハイレゾ再生のほか、USB-C、3.5mmジャックによる有線接続にも対応する。通話機能では4つのマイクとAIを使ったクリアボイステクノロジーを採用。デュアルデバイス接続やFast Pair機能、低レイテンシーモードもサポートする。ノイズキャンセリングをオンにした状態で最大35時間の再生が可能。5分間の高速充電で最大5時間の再生ができる。

Nothing Phone (3)とNothing Headphone (1)

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