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» 2004年01月26日 14時41分 公開

福岡から生まれるクリエイティビティー、エイクエントが福岡オフィスを開設

クリエイティブやマーケティング・コミュニケーションの分野の人材サービスを専門に扱うエイクエントは、国内で四つ目のオフィスを、2004年1月5日、福岡に開設した。福岡および九州地域の人材ニーズやクリエイティビティーの現状、そして可能性について、カントリーマネージャの藤井義呼氏に話を聞いた。

[ITmedia]

新しいもの好きが集まる九州/福岡

――福岡に拠点を構えるようになったいきさつを教えて下さい。

藤井義呼カントリーマネージャ(以下、藤井、敬称略) 実は三つ目の名古屋オフィスをオープンする直前まで、福岡で準備を進めていました。福岡は、人口に対する印刷・出版・制作会社の数が日本一。また、九州は「日本のラテン」と言われるほど特異な文化を持ち、新しいテクノロジーやクリエイティブに対する興味が旺盛な場所です。景気の落ち込みなどがあり、名古屋が先になりましたが、当然の流れとして四つ目は福岡に決まりました。

 私は以前、福岡で働いていたこともあるのですが、街が一変しているのには驚きました(笑)。福岡と東京は飛行機で一時間十五分。距離的にも近くなったし、地方でも、例えば名古屋は本州の、支店の一部という扱いをしている企業が多いですが、福岡では本体から独立していたりする。流通、不動産、通信、旅行などが元気な業種ですが、メーカーからマニュアルの制作が大量にあったり、輸出の拠点でもあるので、マルチリンガルなニーズもある。ターゲットをしぼりきれないくらい、制作に関するニーズは多い。クリエイティブ業界が活性化していて、非常に独自性の強い地域です。

藤井義呼氏

一人ひとりのクリエイターの才能を活かしたプロジェクトの進行

――福岡ということでのクライアント、クリエイターの特徴はありますか?

藤井 福岡在住の受賞歴のあるアートディレクターに話を伺ったら、賞をとっても連絡してくるのは東京のクライアント。一方で、優秀な人材を毎日探しているんだけど見つからない、という経営者の声も福岡ではよく耳にします。情報をキャッチする感度に温度差があるようです。

 優秀な人材が豊富な福岡では、もしかするとタレント獲得よりも、新たな制作のポジションを確保することのほうに、力を入れるべきかもしれません。先日現地のクリエイターの方々の座談会の場で、クライアント教育をしてほしいという要望がありました。エイクエントのような外から来ている人間にこそ言ってほしいと。その期待に応えるためにも、大手ではできないようなサービスで信頼を得たいと考えております。

 先日は紙媒体の学校案内を、ウェブに移行させるプロジェクトがありました。一カ月という短期間、数千ページというボリューム、確実なライティングということで、学生募集パンフレットの制作経験がある、ベテランのコピーライターを紹介させていただきました。

 クライアント企業によれば、今までの派遣会社よりも時給が10%以上高かったそうですが、当社としても最初の実績ですのでそこは折れたくなかった。すると、社内稟議を通すために担当者がぎりぎりで動いて下さった。時給アップ、新しい派遣会社を使うという、勇気ある決断をしてくれました。これはこのクライアントが質に対しての意識が高かった、また一人ひとりのクリエイターの強みやバックグラウンドをより深く把握するという当社の活動が、クライアントにご評価いただけた結果だと思います。

若手にチャンスを! 福岡の潜在能力に期待

――これから福岡オフィスをどのようにしていきたいとお考えでしょうか。

藤井 福岡はデザイン系専門学校が多く、またフリーペーパーの数がなんと50誌! も発行されているそうです。アジアも近いし、可能性は様々にありますが、機会の与えられていない若手が多い。ある若手デザイナーは、才能があるにもかかわらず、今はスーパーで野菜を並べている。

 別の緊急プロジェクトで彼のような優秀なデザイナーを紹介しても、「今回欲しいのはオペレーター」ということで三日のトライアルで終わってしまう、というのが現状です。けれどもデザイン力に関しては評価をいただいたのでまたチャンスを提供させていただきたい。いかに活躍の機会を創出できるかですね。クリエイターには制作の現場で生きるための感性を、持ち続けてほしいと願っています。

 正社員でないと、という意識がまだまだ根強い地方では、三カ月や半年といった単位でのプロジェクトからスタートし、双方がハッピーであれば正社員にという提案が支持され、名古屋では好評でした。UターンやJターンが増えてくるでしょうし、東京/大阪/名古屋/福岡という四つの拠点を結んで、新しいサービスも考えられます。今年は、福岡発でエイクエントを活性化させたいですね。

左:『フクオカデザインマガジン ext』九州在住のクリエイターが参加するコラボレーションユニット KIG PROJECTの冊子、右:「アジア デザイナーズ ネットワーク」(日本、香港、上海、ソウルのクリエイター・ネットワーク、本部は福岡にある)のパンフ
エイクエント福岡オフィスの左 英二氏

福岡オフィスオープン記念エイクエントセミナー概要

 エイクエントは、福岡及び周辺地域のクリエイティブ業界に働く方々へのご挨拶を兼ねて、オープン記念のイベントを開催する。当日はプロフェッショナルなクリエイターの方々を対象としたエイクエントのサービスについての説明に加え、マクロメディアのCTOが、Web業界の動向について熱く語ると同時に、Macromedia MX 2004のプレゼンテーションを行う。セミナー後の懇親会では、マクロメディア、エイクエントの提供するプレゼントもあるとのこと。詳細は下記のとおり。

  • 日時:2月6日(金)午後6時30分受付け開始
  • セミナー:午後7時00分〜8時30分
  • 懇親会:8時30分〜9時30分
  • 協力、講師:マクロメディア株式会社 取締役CTO 田中章雄氏
  • 会場:西鉄グランドホテル 鳳凰の間(福岡市中央区大名2-6-60 電話 (092)771-7171 西鉄福岡(天神)駅から徒歩5分)
  • 定員:100名
  • 参加料:セミナー、懇親会ともに無料
  • 申し込み方法:メールにて下記の内容を送る(締め切り1月30日(金)予定、先着順)

 下記をこちら「fukuoka@aquent.co.jp」のメールアドレス宛にお送りください。

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