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» 2004年01月30日 18時41分 公開

きょうはGIGABYTE「GA-8TRS300M」に搭載されたIXP200を試してみた。 (1/2)

3D描画性能で期待のかかる統合型チップセットRADEON 9100 IGP。サウスブリッジ「IXPファミリー」の調整遅れのため、なかなかマザーが出揃わない状況が続いているが、早い段階で発表されていたGA-8TRS300Mがようやくショップに登場。IXPには上位バージョン「IXP200」を搭載している。

[寺崎基生,ITmedia]

 GIGABYTEからリリースされたGA-8TRS300Mは、Intel 865互換チップセットであるATI RADEON 9100 IGPを搭載したmicro ATXマザーボードである。統合型チップセットであるRADEON 9100 IGPは、ATXマザーボードよりも基板スペースに制約があるmicro ATXマザーボードに採用されるケースが多く、加えて従来の統合型チップセットの欠点でもあった3Dグラフィック性能が大幅にアップしたことで、省スペースPCユーザーから期待されていた。

 今回紹介するGA-8TRS300MでようやくASUSTek、SAPHIRE、MSIに続いて4番目の搭載製品だ。GIGABYTEとしても、発表から長い時間を経てやっと店頭に並ぶことができた初のRADEON 9100 IGPマザーボードということになる。

GA-8TRS300M
用意されているコネクタはごく標準的なもの。USBポートは二つと少なめだ

 ノースブリッジは、開発コードRS300と呼ばれていたATI RADEON 9100 IGPを搭載。製品名の8TRS300はこのチップセットの名前に由来するものだ。内蔵されているグラフィックス機能のベースとなるのは同社のRADEON 9200。DirectX 8世代のグラフィックスだが、描画ファンクションにそれほどこだわらないゲームユーザーなら、よほどヘビーな3Dゲームをフルオプションでプレイしない限り、パワー不足を感じることはないだろう。

 また、RADEON 9100 IGPはデュアルメモリアクセスに対応しているので、メモリモジュールを2チャネルセットで使用すれば、より高いパフォーマンスを実現できる。micro ATXながらメモリスロットを4本備えており、増設時でも2チャネルで利用可能だ。

 GA-8TRS300Mの最も大きな特徴は、サウスブリッジにATI IXP 200を搭載したこと。先に発売されたASUSTek P4R800-VMと同様だが、SAPHIREやMSIのRADEON 9100 IGPマザーが搭載するRADEON IXP 150の上位チップを採用している。IXP 150とIXP 200の機能的な相違点は、3COM製の100BASE-TX LAN機能を内蔵していることと、6チャネルオーディオに対応していること。ただしGA-8TRS300Mは、LANの物理層にRealtek RTL8100Cを搭載している。

 なお、ノースブリッジとサウスブリッジは、266MB/secの帯域を持つ、A-LINKで接続されている。

Intel 865PEに肉薄するマザーボードとしてのパフォーマンス

 パフォーマンスは、いつものように複数のペンチマークの結果で見ていくことにする。今回は、2月に予想されるインテル製CPUの価格改定も考慮して、ユーザーの汎用CPU環境を、これまでのPentium 4/2.40C GHzから、Pentium 4/3GHzへとグレードアップしてテストを行った。そのため、比較用のIntel 865PE搭載マザー「ASUSTek P4P800」もPentium 4/3GHzで再計測している。

 なお、CPUの変更に伴い、ビデオカードのドライバも、これまで使用してきたDetonator 41.09から、FORCEWAVE 53.03へと変更た。そのほかのパーツ構成などはこれまでと同じである。

SYSmark2002
3DMark2001 SecondEdition Build330
WinBench99 Ver2.0「DiskWinMarks」
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