地上デジタルに対応した水冷ホームサーバマシン――NEC VALUESTAR TX VX980/8F(2/3 ページ)

» 2004年02月03日 17時25分 公開
[小林哲雄,ITmedia]

最強TV視聴環境を構成できるVX980

 VX980は、メーカー製のPCではおそらく初めてであろう、トリプルチューナーカードでTV視聴・録画を支えている。

 装備されているのはアナログ地上波、地上デジタル、そしてデジタルBS/CS(110度衛星放送)のチューナー内蔵ビデオキャプチャカードだ。これらは別々のカードで用意されているので、アンテナ配線は最低3本必要になる(F23W11にはアンテナOUT端子と接続ケーブルが付属している)。

装備されている3枚のチューナー内蔵ビデオキャプチャカード。左からアナログ地上波、BS/CS、地上デジタル

 デジタル放送は4月よりコピーワンス信号が入るようになるが、その際に視聴に必要となるB-CASカードとカードリーダーも付属される。つまり、日本で見ることができる電波放送はほとんど対応するというわけだ。見ることができないのはスカパーぐらいだろうか。

付属するB-CASカードリーダー

 装着されているのはアナログ地上波がハードウェアMPEG2圧縮にゴーストリデューサー、3D Y/C分離、タイムベースコレクタ等の高画質回路の入ったSmartvision HG2/R相当、デジタルBS/CSはかつて販売されていたSmartVision BS サポートキットNX相当で、これに今回新開発になる地上デジタルカードと専用USBリモコンが用意されている。

専用リモコン

 コンテンツ保護のため、デジタル放送の録画はHDD上には暗号化して記録されるので、専用の視聴ツール以外での閲覧はできないようになっている。録画した動画もエクスポートは可能だが、元のマシンに戻さないと閲覧できない。これは致し方ないところだ。ちなみにアナログ放送に関しては家庭内LANで他のマシンからも視聴できるようになっている。

 これらのボードはすべて専用のソフト「SmartVision/SmartVision BS/SmartVision DG」で利用することになる。ユーザーインターフェースはほぼ同じだが、プログラムが別なのは、同時起動ができないこともあって、ユーザビリティに優れているとは言えない(ただし同時録画は可能)。

 チューナー内蔵ビデオキャプチャカードがそれぞれ別々なのに加えて、NEC Directでは3種類のTV視聴オプションとして販売されているので、プログラムを合体させるのは難しいのだろう。

付属するSmartVision BSの画面。地上波アナログ/デジタルの画面もすべて似たようなデザインで分かりやすいが、左側のタブに地上デジタルと地上波アナログの項目があって、自由に切替できればより便利だろう

 なお、EPGはアナログ放送が「ADAMS-EPG」(朝日放送系)と「ADAMS-EPG+」(インターネット)で参照できるほか、デジタル放送は放送波と同時に送られるデータを利用している。画面表示や予約方法はほぼ同じだ。また、デジタル放送やBS/CSのアンテナレベルは家電製品同様レベル表示できるため、セットアップは簡単だ。

BS/CSアンテナレベル調整画面。アンテナレベルの調整は分かりやすく、セットアップも簡単だ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年11月02日 更新
  1. 米Microsoftはなぜ最大6万人に早期退職を打診するのか? 決算資料から読み解く巨額AI投資の“台所事情” (2026年11月02日)
  2. Googleが最先端モデル「Gemini 4 Carbon」を発表/OpenAIが新モデル「GPT-6.1 Terra」を発表 API料金は従来の半額 (2026年11月01日)
  3. “左手デバイス”にもなる、エレコムのキー&ダイヤル付き8in1ドッキングステーションを試す 便利だが惜しい点も (2026年11月02日)
  4. 音質重視のUSBマイクがトレンドに 個性派PCケースの先行展示も見逃せない週末アキバ (2026年10月31日)
  5. 14年前の“黒歴史”を経て生まれたNVIDIA「RTX Spark」は何を変える? 「AI PC」から「Agentic PC」へと昇華するローカルAIの道筋 (2026年10月30日)
  6. Amazonが新AIアシスタント「Alexa+」の日本語版をリリース 「Amazon プライム」会員なら追加料金なしで利用可能 (2026年10月29日)
  7. 有機EL+タッチ対応で“再構築”された新型「MacBook Pro」 現地体験で見えた「PROLED XDR」の真価 (2026年10月30日)
  8. 映像監督の目にはどう映った? MSIの白くてフラットな34型QD-OLEDディスプレイと、4Lボディーで120BのLLMが動くAIワークステーションを見てきた (2026年10月30日)
  9. そのときのアキバはどんな姿に?――MSIが2027年9月までのキャンペーンを実施 (2026年11月02日)
  10. スマホやPCにいる“推し”を手元に――ソニーのコンパクトな空間再現ディスプレイ「ELF-MN1」は今までと何が違う? 実機を体験して分かったこと (2026年10月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー