5月13日から15日にかけて東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された教育IT総合展「EDIX 東京 2026」では、Appleが初めてブースを構えたことが大きな話題となった。
ブースの目玉は、教育関係者に対する製品体験セッション「The Lab(ザ・ラボ)」である。木目のデスクに「MacBook Neo」と「iPad(A16)」が整然と並ぶ、まるでApple Storeを思わせる空間だ。来場は予約制で、約40分のツアーに参加し、MacとiPadを使った4つの教育シナリオを順番に体験できた。
筆者もThe Labを体験してきたので、その模様を紹介したい。
現在、文部科学省は「GIGAスクール構想」の第2期(Next GIGA)を推進している。このことに伴い、2025年度から2026年度にかけて児童/生徒が使う学習用端末のリプレースがピークを迎えている。
MM総研が2025年7月に公表した調査によると、Next GIGAにおけるプラットフォーム(OS)別の端末シェアはGoogleの「ChromeOS」が60%で首位となり、Appleの「iPadOS」は31%で第2位となっている。一方で、Microsoftの「Windows」は、シェアが10%と第1期の29%から大きく落ち込んでいる。第1期では「iPadOSとWindowsがほぼ同率」だったが、明暗を分けた格好だ。
Appleが現在、文教市場の主力に据えるのはMacBook NeoとiPad(A16)だ。MacBook Neoは2026年3月に発売されたエントリーモデルで、学生/教職員はApple Storeまたはオンラインの専用ストアで8万4800円から購入できる。プロセッサ(SoC)は「iPhone 16 Pro」と同じA18 Proチップだ。
一方、iPad(A16)は学生/教職員ならApple Storeまたはオンラインの専用ストアで5万4800円から購入できる。
いずれのデバイスも、Chromebookと“真っ正面”に競合できる価格帯まで降りてきたといえる。
価格を抑えたハードウェアに加え、教育向けに最適化したソフトウェアやAIまで一通りそろえられる――Appleは自社のプラットフォームのメリットを強くアピールすべく、今回ブースを用意したのだろう。
The Labで体験できた4つのシナリオにも、同社が日本の文教市場に注力する姿勢が表れている。
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