万人向けではない、だからこそ愛せる 格子配列40%のアルミ削り出しキーボード「EPOMAKER Luma40」レビュー武者良太の我武者羅ガジェット道(1/4 ページ)

» 2026年05月18日 15時00分 公開
[武者良太ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 Amazonなどで「モバイル キーボード」と検索すると、薄さと軽さばかりを重視したモデルが多く見られます。個人的な趣味もありますが、これらのモデルは一般的なノートPCの内蔵キーボードよりも文字入力がしにくいものばかり。誤解を恐れずに記すならば、“妥協の産物”と感じるものが多々あります。

 もちろん薄さと軽さの両立は大事です。しかし、何よりも重視したいのは、最も頻繁に行うキー入力時の感覚です。快適な入力性能なくして、外部キーボードを使う価値はあるのでしょうか。

 ところが、EPOMAKERの「Luma40」は違います。40%という超コンパクトなサイズにオーソリニア配列を採用し、CNC削り出しのアルミボディーに透明キーキャップを組み合わせたキーボードです。見た目で興味を引かれる人は多いのではないでしょうか。

photo 全体は小さいのにキーキャップはスタンダードサイズというLuma40

 価格は1万9300円と高価です。そして率直に言えば、かなりのくせ者キーボードです。慣れるまでには相応の時間が必要になります。

 しかし、高級ラインのモバイル向けキーボードも大なり小なりクセがあり、自分をデバイスに合わせる必要がありました。そう思えば、Luma40にチャレンジする価値はある。なぜなら、タイプ感がかなり優れているからです。

格子状のオーソリニア配列を採用した小型キーボード

 どこから見ても外付けキーボードなのに、何か普段触れているキーボードとは違う感じがするLuma40ですが、その秘密はオーソリニア配列にあります。

photo 縦横どちらもすっきりとそろった配列を採用している

 一般的なキーボードは、キーの位置が横方向にズレているQWERTY(ロウスタッガード)配列です。これは19世紀末のタイプライターの構造というか技術的制約から生まれた配列で、「PCのキーボードといったらコレ!」といわれるくらいに現在でも普及していますね。

 対してオーソリニア配列とは、縦横のキーの位置が格子状にそろっているもの。スマートフォンのソフトウェアキーボードの一部で使われており、また汎用性よりも効率性(とワクワクするかっこよさ)を重視する自作キーボードの世界でも普及しています。

 特にLuma40は文字/コード/プロンプト入力と編集における、ほぼ最小サイズといえる40%レイアウトです。ここまで小さくするからこそ、無駄のないオーソリニア配列が選ばれたと見ていいでしょう。

EPOMAKER Luma40 仕様
レイアウト 40%レイアウトキーボード、オーソリニア配列
キー数 47キー
バッテリー 1450mAh
バッテリー持続時間 ライティングオンで約7時間、ライティングオフで約75時間
接続方式 2.4GHzワイヤレス、Bluetooth、有線接続
互換性 macOS、Windows、Android
キーボードサイズ 約240(幅)×87(奥行き)×20.8(高さ)mm
ケース素材 CNC加工アルミニウム
プレート素材 PCプレート
マウント構造 トレイマウント
防音構造 スイッチパッド、ボトムスポンジ
キーキャッププロファイル LAKロープロファイル
キーキャップ素材 透明PCプラスチック
ホットスワップ Kailhロープロファイルメカニカルスイッチ対応
ポーリングレート 2.4Gまたは有線モードで1000Hz、Bluetoothモードで125Hz
レイテンシ 3ms(USB)、5ms(2.4GHzワイヤレス)、15ms(Bluetooth)
アンチゴースト機能 Nキー・ロールオーバー対応
キーボード重量 約410g
       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月18日 更新
  1. 湿気の多い日本はガラス製が人気? マウスパッドの最新トレンドと季節外れの桜電源などアキバ新作パーツ事情 (2026年05月18日)
  2. IntelとAppleがチップ製造で暫定合意か/Microsoft製品の「Copilot」アイコンがフローティング表示に共通化 (2026年05月17日)
  3. 8TB SSDがまさかの50万円超え!? 連休明けのアキバで目立つストレージ高騰と注目の特価マザー (2026年05月16日)
  4. ノートPCの作業領域を劇的に広げる「15.6型 折りたたみトリプルディスプレイ」がタイムセールで8万982円に (2026年05月15日)
  5. 万人向けではない、だからこそ愛せる 格子配列40%のアルミ削り出しキーボード「EPOMAKER Luma40」レビュー (2026年05月18日)
  6. 持ち運べる21型相当のディスプレイ! 14型×2画面でコスパに優れるアイ・オーのモバイルディスプレイ「LCD-YC1412DX」を試す (2026年05月14日)
  7. 「MacBook Neo」は「イラスト制作」に使えるか? Appleが仕掛ける“価格の暴力”を考える (2026年05月12日)
  8. PCの自作やアップグレードに適した「CORSAIR VENGEANCE RGB DDR5-6000 32GBキット」が15%オフの6万3490円に (2026年05月15日)
  9. 高騰続くパーツ市場、値札に衝撃を受ける人からDDR4使い回しでしのぐ自作erまで――連休中のアキバ動向 (2026年05月11日)
  10. ノートPCもキーボードも丸ごと運べる! 収納付き膝上テーブル「デスクエニウェア2」を試す (2026年05月15日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年