ソニーマーケティングは3月8日、A4サイズのインクジェットプリンタ「LPR-5000」を3月12日に発売する。ソニー初の自社製プリンタとなる。受注生産で、35万円。
本体にA4サイズ幅のプリントヘッドを固定した「ラインショット方式」の4色インクプリンター。ヘッド下を用紙が通過する時、一気にインクを吐出して印刷するため高速印刷が可能だ。ソフトも高速化し、A4カラー原稿1枚のプリント時間は、PCからの印刷命令から排紙完了まで約10秒に短縮した(実プリントは6秒)。プリントヘッドが移動しないため動作音も標準で約37デシベルと静かだ。
独自の「Lateral Deflection Shot」技術を搭載した。従来のプリントヘッドは1ノズルから1方向にしかインクを吐出しないが、同技術では16方向に吐出可能。ノズルピッチ600dpiのプリントヘッドで2400×3600dpiの高精細プリントができるほか、色むらや筋むらも低減したという。
インタフェースはUSB 2.0とEthernet(10/100BASE-TX)。IPP 1.0に対応し、インターネット経由でのリモートプリントが可能だ。メンテナンスやプリントジョブのキャンセルなどがWebブラウザ上で可能な「ウェブモニター機能」を備えた。
カラー1枚あたりのインク単価は11.27円、モノクロは2.14円。対応OSはWindows 98/Me/NT 4.0/2000/XP。サイズは319(幅)×193(高さ)×478(奥行き)ミリで、重さは約12キロ。
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