家で手軽に写真を印刷するならこの1台――EPSON Colorio me:(2/2 ページ)

» 2004年04月28日 15時44分 公開
[今藤弘一,ITmedia]
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 メモリカードを差すと自動的に中身の画像を読み込み、枚数が本体上部にある液晶モニタに表示される。デフォルトは「全て印刷」「1枚ずつ」で、L版へ印刷するようになっている。あとは「印刷開始」ボタンを押せば、メモリカード内の画像が全部印刷される、というわけだ。液晶モニタの文字も大きく、見やすい。

本体上部に液晶モニタが配置されている
現在の設定が大きな文字で表示されるので見やすい

 設定は、液晶モニタ下の十字キーで行う。「▲」「▼」でメニューを変更し、「OK」で決定だ。上の写真にも見えている、トップメニューにある「詳細設定」にカーソルを合わせて「OK」を押すと、レイアウトやフィルター、明るさの調整といった細かな設定ができるようになっている。もちろん、PRINT Image Matching IIやExif Print、オートフォトファインといった画像補整も、この詳細設定メニューから選択できる。

「詳細設定」で細かく設定が可能。ただしここでは、トップメニューと比べてふた回りほど文字が小さくなるので、お年寄りにはちょっと見づらいかも…

 ただし注意したいのは、PCからの出力時と、メモリカードスロット経由での印刷では、解像度が異なることだ。PC経由の場合は2880×1440dpi。メモリカードスロット経由で本体のみで出力すると、1440×720dpiとなる。これは本体に内蔵されているメモリとCPUの制限によって、2880dpiに対応できないためだ。

 このため、印刷速度がかなり違う。同じ画像を印刷してみたが、メモリカードスロット経由では2分2秒程度だったのが、PC経由だと4分11秒。解像度に反比例して、ほぼ倍だ。

 でも画質の方はどうかというと、コンパクトデジカメの画像をL版で印刷する分には、ほとんど変わらないと思う。あとはユーザビリティのよさをどちらに求めるかだろう。

 本体からの操作ならいちいちPCを起動する必要がないし、メモリカードスロット経由なら印刷時間も速い。PC経由ならこれまで通り、PhotoQuickerからの印刷なので、実際の画像を見ながら作業できるため、フォトフレームをつけてみたり、画像の位置を微調整するのは簡単だろう。印刷する画像も、PCから選んだ方が簡単だ。

 なお、最近のエプソンプリンタは「電源ボタンを2秒長押し」で電源が入るようになっている。筆者はもう慣れたが、やっぱりボタンを押すとすぐに電源が入るのが普通じゃないのだろうか、とも思う。

小さくてもキレイなの?

 小さいプリンタだと何となく安っぽい作りのように思えて、画質が悪いんじゃないの?と思いたくなる。ただ、Colorio me:においてはその考えは杞憂だ。他社から発売されている小型機が3色や4色機であるのに比べて、Colorio me:は6色機。同じ6色機のPM-G800で出力した画像とも比較してみたが、ほとんど遜色ないと感じた。

コンパクトデジカメで撮影した画像を印刷し、いつものようにGT-9800Fでスキャン

 インクはブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、レッド、ブルーの6色。カートリッジは一体型なので交換は簡単だ。このインクは「PX-Eインク」という顔料系のインクで、上位機である「PX-G900」の「PX-Gインク」をベースに作られている。このため以前レビューした「PX-V500」などの「PX-Vインク」とは異なり、耐光性80年、耐オゾン性30年だ(PX-Vインクは耐光性45年)。顔料系なので、もちろん耐水性にも優れる。

 ただ、PX-G900のような、テカテカ感を出す「グロスオプティマイザ」を搭載していないので、「写真用紙<光沢>」に印刷しても、ちょっとマット感のある画質となる。気になる人は「写真用紙<絹目調>」を使って印刷するとよいだろう。ただしもちろん、このあたりは好みによる。

 ところで気になるランニングコストだが、Colorio me:では1本のインクで、L版のサイズにだいたい230枚くらい印刷できる。大手量販店ならインクの価格は1本3150円(税込み)程度、L版の写真用紙<光沢>は100枚セットが1050円程度(税込み)で購入できる。このため1枚あたりの単価は24円くらいだ。ちなみに、DPE屋さんに持って行ってプリントすると、大手量販店では1枚あたり36円(税込み)。印刷した方がやっぱり安い。

 PCUPdateの読者の場合、すでに家庭にはプリンタがある、という人も多いだろう。もちろん筆者の家もそうだ。でもこのColorio me:、もう1台あってもいいのかも、と思う。

 お子さんがいる場合、デジカメ画像をプリントアウトするシーンはかなり多いだろう。でも、プリントのためにいちいちPCを起動しているのでは、面倒でしょうがない。

 持っているプリンタがメモリカードスロットを内蔵していないなら、この1台を購入してみるのもひとつの手だ。日常のスナップを印刷するのでもよいだろうし、子供のお誕生日会に奥さんが使い、撮った写真を目の前でお友達に配ることができるのは、ポイントが高いと思う。

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