CPU、メモリ・HDD容量などの基本PCパーツから、キューブ・スリム・タワー型など筐体まで多彩なBTOメニューから自由なスペックが魅力の「ショップブランドPC」。予算に応じて構成できることで人気が高まっている。
そこで、そのようなショップブランドPCを提供するPCショップに「7万円以下で、できるだけハイスペックなオススメPCを作ってほしい」と依頼し、いくつかをご用意いただいた。今回は番外編。MCJのブランド「G-Tune」から、10万円で購入できる最高スペックレベルとなるゲーマーPCを用意してもらった。
「G-Tune」は、MCJがPCゲームユーザー向けに用意しているハイスペックのPCブランドだ。コストパフォーマンスに優れ、高い基本性能が欲求される3Dゲームをも十分にプレイできるほどのスペックを持つPCを10万円前後から購入できる。
今回の「G-Tune NextGear X5000C-IT-N」も、3Dゲームを十分に堪能できるように、すべての構成でグラフィックスカードを標準搭載する。CPUやマザーボードなど、BTOで選べるパーツもハイエンドクラスに限定されており、総合的な実力はPCゲームファンにも満足できるものとなるであろう。
G-Tune NextGear X5000C-IT-Nの構成は以下の通りだ。
製品 | G-Tune NextGear X5000C-IT-N |
---|---|
CPU | Prescottコア Pentium 4/3E GHz |
HDD容量 | 120Gバイト |
メモリ容量(最大) | 512Mバイト(4Gバイト) |
マザーボード | MSI「865PE Neo2-PFISR」(Intel 865PEチップセット搭載) |
グラフィックス | MSI「FX5700-TD128」(GeForce FX5700) (※レビュー時の構成。同等性能・他メーカーの製品となる場合がある) |
搭載スロット | AGP×1、PCI×5(うち増設可能スロット×5) |
主なインタフェース | USB 2.0(前面×2、背面×6)、10BASE-T/100BASE-TX LAN、PS/2×2、IEEE1394(背面×2) |
そのほか備考 | S-Video出力端子、DVI-I端子搭載 |
本体サイズ | 205(幅)×450(高さ)×530(奥行き)ミリ |
OS | なし |
Intel 865PE搭載のマザーボード、MSI「865PE Neo2-PFISR」に始まり、PrescottコアPentium 4/3E GHzやシリアルATA接続のHDD、グラフィックカードにはGeForce FX5700搭載のMSI「FX5700-TD128」を採用する。
なおFX5700-TD128は、128MバイトのDDRIIグラフィックメモリを搭載。D-SubやDVI-I、S-Video出力と3種類の映像出力端子を揃える。
ケースは、メンテナンス性に優れたG-ALANTIC「GA899ATXWH」を基に、オリジナルロゴを刻印し、オリジナル性をアップするような加工が施される。ホワイト一色のケースに、シルバーの電源ボタンがアクセントとなり、高級感を醸し出す。光学ドライブ用にカバーパネルを2段分用意され、3.5インチベイはシャッター式のカバーで覆う。タワーケースだけあって、その存在感が心地よい。
背面インタフェースにはUSBポートを6基装備。加えて最下部から2段のブラケットでUSB2.0とIEEE1394ポートをそれぞれ2基増設しているので拡張性は十二分だ。外付けのドライブ類などを常時接続しておくこともできるだろう。ただ、DVキャプチャをすることを考えると、IEEE1394端子がフロントに装備されていないのは、少し残念なことろか。
なおG-ALANTIC「GA899ATXWH」は、サイドパネルからベイの増設にいたるまで、工具なしで作業できるのが非常に便利だ。サイドパネルは、取っ手部分を軽く押しながら手前に引いて外すタイプで、片手で開閉できるほど手軽。また各ベイには、プラスチックのガイドレバーが用意されている。
では内部を見ていこう。
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