ヘビーゲーマーも納得のゲーマーPC――MCJ「G-Tune NextGear X5000C-IT-N」特集:「7万円」でオーダーする激安ハイスペックPC 〜番外編(2/2 ページ)

» 2004年06月01日 14時26分 公開
[古田雄介(アバンギャルド),ITmedia]
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 では内部を見ていこう。

 ミドルタワー型筐体だけあって、ゆとりのある配置で、ケーブルの処理もすっきりしている。ベイの数は、5インチと3.5インチがそれぞれ3基とやや控えめだが、その分ベイの下部にケースファンの取り付けスペースを用意している。

 G-TUNEはゲーマーPCというコンセプトなので、過度の拡張性よりも、内部の温度に気を配るほうが重要なのだ。底部から空気を取り入れることで、ドライブ類が発生する熱を効率的に除去できる。なお、12センチファンが装着可能なので、熱が気になるユーザーは、大型の静音低回転ファンなどを別途増設することも可能だ。

フロント用に8センチファン、内部の対流用に12センチファン用のスペースがあらかじめ用意されている

 ドライブの取り付けはいたって簡単。オレンジのツマミを90度ひねれば、ロックが解除されて自由に出し入れできるようになる。装着を終えたらツマミを元に戻して作業完了。パネルを片面だけ外すだけの作業で済むのも大きなメリットだ。

取り外し容易なドライブロック用機構。机下など暗がりでの作業時にも目立ちやすいオレンジ色のツマミが特徴的だ

 拡張カードは、最大5枚追加できる。とはいえ、現状ではUSB2.0とIEEE1394の増設ブラケットが装着されているので、不必要なら外すこともできる。背面の下方には通気口がないので、空気が滞らないよう、1段ごとに装着するのが理想的だろう。

拡張スロット周辺。現状では、USB2.0とIEEE1394の増設ブラケットが装着されている

10万円でも最高クラスのパフォーマンスを実現

 では、基本性能をベンチマークテストでチェックしてみよう。

 すべてのスコアで、これまでレビューした7万円PC 3製品より大幅に高い値を叩き出した。スペックをチェック見れば当然の値だが、グラフィックス以外でPCMark04の値が4000ポイントを超えている。シリアルATA接続のHDDが要因の一つとなっているだろう。速度的にボトルネックとなりがちなパーツだけに、恩恵は図り知れない。

PCMark04のベンチマーク測定結果
HDD Score4192
Graphics Score2768
Memory Score4745
CPU Score4536
PCMark Score4192

3D Mark 2001SEのベンチマーク測定結果
1024×768 32ビット12467
1024×768 16ビット12382

 メーカー製PCのフラッグシップクラスに近いパフォーマンスが10万円で出せるのは、やはりすごいの一言だ。ベンチマークテストの結果だけ見ても、ゲーム以外の作業に十分な活躍が期待できるのは間違いないであろう。


 なお、このITmediaオリジナルモデルと同じものをITmedia読者用にご用意いただいた。そのまま購入していただくもよし、BTOにてもう少しパワーアップするもよし。少しでも「おっ。いいかも」と思った読者は、この機会にぜひともお買い求めいただきたい。(表示価格は税込み)

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