デル、エクステンデッドメモリ64テクノロジ対応Pentium 4搭載BTO WSを発売

[ITmedia]

　デルは8月3日、エクステンデッドメモリ64テクノロジ（EM64T）対応Pentium 4を搭載可能なBTO対応ミニタワー／デスクトップ型ワークステーション「Precision Workstation 370」を発売した。価格は14万6475円（税込み）から。

EM64T対応Pentium 4搭載ワークステーション「Precision Workstation 370」

　EM64Tは、32ビットOSおよびアプリケーションとの完全な互換性を維持したままで、メモリ空間を64ビットに拡張する技術。同技術により、IA-32アーキテクチャベースのプラットフォームは4Gバイトを超える大容量メモリにアクセスできるようになるほか、64ビット版のWindowsやLinuxもサポートする。

　Precision Workstation 370は、EM64T対応Pentium 4/3.20GHz、同3.40GHz、同3.60GHzをBTOで選択できる。大容量メモリへのアクセスが可能で、32/64ビット対応の大容量アプリケーションを快適に動かすことができる。BTOで新たに提供開始する64ビット版Linux「Red Hat Enterprise Linux WS」を選択することで、64ビット環境を構築することも可能となっている。

　搭載チップセットはIntel 925Xを採用し、PCI-Express x16対応グラフィックスカード「NVIDIA Quadro FX3400」などを選択可能、メモリはDDR2 SDRAMを採用する。

　Precision Workstation 370の主な構成例は以下の通り。

CPU	Pentium 4/2.80GHz	EM64T対応Pentium 4/3.20GHz
チップセット	Intel 925X
メモリ（DDR2 SDRAM）	512Mバイト	1Gバイト
HDD（Serial ATA）	7200rpm 40Gバイト	7200rpm 160Gバイト
光学ドライブ	48倍速CD-ROM	12倍速DVD+R/RW
グラフィックス	NVIDIA Quadro NVS 280（64Mバイト）	NVIDIA Quadro FX 1300（128Mバイト）
LAN	Broadcom 10/100/1000Gビットネットワークコントローラ
OS	Windows XP Professional SP1
シャーシ	ミニタワー	デスクトップ
価格（税込み）	14万6475円	33万4425円