Windows XP SP2の登場で、AMDのハードウェアウイルス防止機能も有効に

» 2004年08月10日 16時43分 公開
[ITmedia]

 AMDは米国時間8月9日、Windows XP Service Pack 2(SP2)のリリースに伴い、Athlon 64プロセッサの全ラインナップでEnhanced Virus Protection(EVP:拡張ウイルス防止機能)を有効にできるようになったと発表した。EVPとWindows XP SP2を組み合わせることにより、ウイルスやワーム、トロイの木馬などからPCを守ることができるという。

 EVPは、Athlon 64プロセッサに組み込まれたハードウェアベースのウイルス防止機能。EVPはWindows XP SP2のData Execution Preventionテクノロジーと連携して、バッファオーバーフローを実行する悪意あるコードを検出するだけでなく、システム内におけるコードの複製と拡散も防止できる。

 なおEVPは、デフォルトの設定ではユーザーのWindows OSだけを保護する。このため、バッファオーバーラン攻撃からシステムを守るためには、Windows XP SP2のインストール時またはWindows XP SP2搭載PCの初稼働時に、アプリケーションと関連ファイルを保護する機能をユーザー自身が有効にする必要があるという。

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