調査当日の金曜、ワンネスにAsetek製水冷キット「Waterchill KT12A-L30」が入荷していた。価格は4万7500円、在庫は潤沢。
Waterchillは、CPUとグラフィックスチップ、チップセットを一緒に冷却できる水冷キットだ。12センチラジエータとファンが採用され、内部に余裕があるタワー型ケースならポンプ含めて内蔵可能なようだ。
冷却水チューブの直径は、ほかの水冷キットのものよりひと回り太い1センチ(内径約6.5ミリ)あり、大量の冷却水を循環できるのが特徴となる。「安定性と冷却性には定評のあるメーカーです。ファンの回転数も1200rpmと低く、動作音も静か。高価な分スキはありません」(ワンネス)とのことだ。
またワンネスでは、Asetek製の新型ガス冷キットの試作機も見かけた。こちらは、今週末土曜よりデモ展示が開始される予定という。
この新ガス冷キットは、本体をPCケースの下に外付け設置するスタイルで、本体からホースをPCケース底部に空けた穴より内部に導く。グラフィックスチップ用ブロックなどCPU以外の冷却ブロックが増設できるかは不明だ。
ショップによると、基本は自動車のエアコンのような仕組みで冷媒を循環させ、CPUを冷やす構造となっているようだという。価格については「おそらく10数万円とかなりの高額になると思います」という。
価格もさることながら、PCケース底面に穴を空けて冷却ホースを導く必要があるなどの荒技を要求しているあたり、完全にヘビーユーザーを対象にしたパーツであることは間違いない。興味のある人はワンネスで行われるデモに足を運んでみていただきたい。
製品 | Asetek「Waterchill KT12A-L30」 |
入荷ショップ | |
ワンネス | 2万3480円 |
調査当日の金曜、アキバ各ショップでサイズ製500ワット静音電源「鎌力 Revision.B KMRK-500B」が入荷されていた。価格は1万2000円弱、在庫は潤沢とのこと。
鎌力Revision.Bは、容量500ワットでLGA775マザー対応の24ピン電源コネクタを装備し、本体内ファン用の簡易ファンコン機能を備える静音電源だ。なおコネクタ部は4ピンだけ分離できる構造になっており、従来の20ピンマザーにも利用できるのも特徴となっている。
定格容量350ワット、420ワット、500ワットのモデルがラインアップされ、今回入荷されていたのは500ワットモデルとなる。ほかのモデルも週末から週明けに登場する予定という。
「Revision.B」となり、グラフィックスカード給電用の5ボルトコネクタには電磁波防止ネットが巻かれていたり、ヘアライン加工が施されたアルミパネルを採用するなど、細かい改良がなされたという。ショップも「ユーザーの声を反映させてできた完成版といえるものです」と店員氏もかなりお気に入りのようだ。
製品 | サイズ「鎌力 Revision.B KMRK-500B」 |
入荷ショップ | |
パソコンショップ・アーク | 1万1480円 |
PCパーツショップ・CUSTOM | 1万1480円 |
今週木曜、GeForce 6600搭載のグラフィックスカード、AOpen「Aeolus PCX6600-DV256」が高速電脳に入荷した。価格は2万790円で、在庫はごくわずかという。
Aeolus PCX6600は、GeForce 6シリーズのエントリークラス向けチップとなるGeForce 6600を搭載し、PCI Express 16x対応のグラフィックスカード。搭載インタフェースはDVI-DとアナログD-Sub、S-Video出力端子、そしてHDTV/S-Video/RCA出力端子付きの専用ケーブルが付属する。
なおGeForce 6600はPCI Expressネイティブながら、ショップによると、追ってAGP版も登場する予定があるとのことだ。
製品 | AOpen「Aeolus PCX6600-DV256」 |
入荷ショップ | |
高速電脳 | 2万790円 |
今週末、あぷあぷ秋葉原店にデル製PCのジャンクパーツが大量放出される情報を得た。金曜夜に入荷し、土曜の開店時間より一斉に販売開始するという。入荷当日まで入荷品や入荷数が不明であることも多いジャンク品市場にあって「今回はほぼ確実ですよ」とのことだ。
あぷあぷ秋葉原店に入荷するのは、デル製ノートPCに使用されていたパーツもろもろだ。店員氏によると「今回はメーカーからの直入荷なので、いわゆる“でがらし”(需要の多いパーツがすでに抜き取られた状態)ではありません。大物小物合わせて3800個ほどのパーツを入荷する見込みです」という。本体そのものや液晶パネル、SD-DIMM、2.5インチHDDはもちろん、場合によってはCPUなども大量に店頭に並ぶこととなりそうだ。
入荷される品々の製造年範囲などは不明だが、1〜2年前程度の製品も混じる可能性も十分にある。販売価格も当日決まるが、ジャンクだけに驚くほど高価にはならないことだろう。
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