コダックは、約510万有効画素CCDと光学3倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジカメ「EasyShare LS755 Zoomデジタルカメラ」を10月中旬に発売する。ボディにはアルミニウム製で、シルバー、レッド、ブラックの3種類のカラーバリエーションを用意する。価格はオープン、予想実売価格は4万円前後。
LS755は、日本の一般コンシューマー向けデジカメ市場で再スタートするにあたって、同社が日本のコンシューマー向けに用意した戦略的製品。写真本来の楽しみは、撮影だけでなく撮影後の写真をどう楽しむかにもあるとして、「撮る」、「観る」、「プリントする」のすべての楽しみを実現できる高付加価値製品として同デジカメを開発したという。
レンズには、プロ用大判レンズとして定評のある独シュナイダー製光学3倍ズームレンズ(Schneider-KREUZNACH C-VARIOGON)を搭載する。また、電源をオフにするとシャッターと絞りを開放し、そのスペースに第2群レンズを沈胴させる直列収納機構を採用した。この新機構および非球面レンズ3面の採用により、高画質を維持しながら薄型化・小型化を実現したという。
撮影機能では、シャッター速度、絞り、ISO感度、ストロボ調光量をカメラがより統合的に自動制御するインテリジェント露出調整機能や、被写体の条件に応じてラチチュードをハイライトまたはシャドー方向にシフトさせるラチチュード変更機能、15種類のシーンモードと5種類のカラーモードなどを搭載した。
一方、観る楽しみの面では、2.5インチ約20.7万画素の大型液晶ディスプレイを搭載した。この大型液晶ディスプレイは、同時発売の「EasyShareフォトフレームドック」(価格:オープン)と併用することで、お気に入りの写真をスライドショー形式で表示するフォトフレームとしても使用できる。
プリントする楽しみでは、ケーブル接続が不要で、デジカメを載せるだけで簡単に写真プリントが行えるホームフォトプリンタ「EasyShareプリンタードック」(税込み1万7900円)に対応した。
EasyShare LS755の主な仕様は以下の通り。
製品名 | EasyShare LS755 |
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撮像素子 | 1/2.5インチ約510万有効画素CCD |
レンズ | 独シュナイダー製光学3倍ズームレンズ(Schneider-KREUZNACH C-VARIOGON)、焦点距離36〜108ミリ(35ミリフィルムカメラ換算)、開放F値2.8〜4.8 |
撮影範囲 | 70センチ〜∞、15/50〜70/110センチ(マクロモード時)、5〜15センチ(スーパーマクロモード時) |
最大画像サイズ | 2592×1944ドット(静止画)/640×480ドット(動画) |
記録メディア | 内蔵メモリ(16Mバイト)/xDピクチャーカード |
液晶ディスプレイ | 2.5インチ約20.7万画素 |
感度 | オート、ISO 64/100/200相当 |
オートフォーカス | TTL AF、マルチAF/センターAF |
シャッタースピード | 2〜1/2000秒 |
露出補正 | ±2EV、ステップ:0.3EV |
測光方式 | TTL-AE、マルチ測光/中央重点測光/スポット測光 |
ホワイトバランス | オート、プリセット(5種類)、マニュアル |
連写 | 約1コマ/秒 |
バッテリー | リチウムイオン充電池 |
サイズ | 95(幅)×25(奥行き)×61.5(高さ)ミリ |
重量 | 約170.5グラム(本体のみ) |
予想実売価格 | 4万円前後 |
発売日 | 10月中旬 |
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