きょうは「RADEON X850XT Platinum Edition」でPCI Express X16最強パワーを味わったグラフィックスカード(2/2 ページ)

» 2004年12月27日 13時17分 公開
[長浜和也,ITmedia]
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3DMark03 GT4

Aquamark3

TOMBRAIDER angel of darkness

DOOM3(timedemo demo1)

 従来製品のRADEON X800ファミリーのオーバークロックバージョンともいうべきRADEON X850XT PEであるため、ベンチマークの結果もクロックが向上した分だけ成績もアップしたという、いわば「順当勝ち」ともいうべきもの。

 単体のカードで3DMark05のScoreが6000に迫る勢いであったり(ハイエンドCPUを使っていたら6000に達していただろう)、DOOM 3の結果が軽負荷時で80目前であったりと、「絶対値」そのものは目をみはるような値を示している。PCI Express X16対応のグラフィックスカードしては最強であることはたしかに間違いない。

 一方、「上位モデルと同じ構造でクロック低め」というあたりから、ラインアップ的に(加えて価格的にも)競合しそうなGeForce 6800GTとRADEON X800XLの比較では、比較的軽負荷なテストでGeForce 6800GTが若干上回っているが、負荷が重くなってくるとRADEON X800XLが優勢になってくる。これは、いままでもATIとNVIDIAのGPUを比較するときに見られてきた傾向と同じである。

 このように、絶対値に目をみはりPCI Express X16最強であることを改めて認識させてくれたRADEON X850XT PEであるが、やはり気になるのはその価格だ。まだ、店頭価格が見えてこないところであるが、ラインアップ的に下になる(信じられないことだが)RADEON X800XT PE搭載カードが7万円前半をつけていることを考えると、8万円前半あたりになることが予想される。

 前述のとおり、NVIDIAのPCI Express X16対応GPUはいまのところGeForce 6800 GTが最上位モデルになるが、「NVIDIA SLI」を利用すればパフォーマンス自体はRADEON X850XT PEを超える値をたたき出せる。とはいえ、こちらはRADEON X850XT PEをさらに上回るコストが必要。今回テスト結果を示していないが、GeForce 6600 GTでNVIDIA SLIを利用した場合のパフォーマンスは従来モデルのRADEON X800XT PE相当であるため、RADEON X850XT PEより下回ることが十分考えられる。

 インテルを基幹とするPCで3Dグラフィックスのパフォーマンスを重視するならば(そしてコストを度外視できる状況ならば)、RADOEN X850XT PEは完全無敵のGPUとなる。AMDを基幹とするPCで同じように3Dグラフィックスを重視するユーザーにとって、GeForce 6800GT2枚分との実売価格の差が2万円以上というあたりに、けっこう迷わされるかもしれない(自分のプレイするゲームがNVIDIA SLIに対応している、という前提も必要だが)。

 RADEON X800XLは、堅実的な価格帯のGPUとして非常に魅力的なパフォーマンスを持っているといえるだろう。これから登場する重量級ゲームにとってGeForce 6800 GTよりもパフォーマンスは期待できるところ。こちらも「シェーダモデル3.0」「NVIDIA SLI」というキーワードがユーザーの判断を迷わせるところだが、インテルユーザーでコストパフォーマンスを重視するならRADEON X800XLは有力な選択肢となるだろう。

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