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» 2005年01月13日 09時32分 公開

第13回 小物と撮影セッティングの関係今日から始めるデジカメ撮影術(2/2 ページ)

[荻窪圭,ITmedia]
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部屋のどこでどう撮ろう

 では実際に撮ってみよう。

 1枚目はミニチュアの飛行機をテーブルの上に置いて撮ったもの。マクロモードにして広角側でソニーの「DSC-T3」で撮影した。窓際で外光をそのまま使っている。

 別に普通の写真である。特に問題はなさげだ。

 では2枚目。これは3倍ズームの望遠側にし、ちょっと離れて撮ったもの。広角側に比べると形がきれいになっているのが分かると思う。広角側だと主翼の遠近が強くついているけど、望遠側だと遠近感があまりない。実はその方が形はきれいに見えるのだ。

 3枚目はさらにワンポイント工夫を入れてみた。左から強い日差しが差し込んでいるので、右側に写真用光沢紙を置いて光を反射させて撮ったのだ。影が弱くなっているのが分かると思う。

 これで結構違うのだ。

 お次はグリーンのiPod miniをベッドの上で撮ってみた。普通そんなとこじゃ撮らないけど、ワンルームマンションで部屋が散らかっていたりすると、そのくらいしか場所がない、なんてあるじゃないですか。そんな感じで。

 とはいえ、ベッドの上でそのまま撮るのはあんまりなので、適当なポスターを裏返しにして下にバックに敷いてある。これは結構ポイント。真っ白な大きめの紙があればそれでいい。

ストロボ発光

 寝室は暗いからとカメラ任せにするとストロボを発光されてしまう。それが1枚目。

発光禁止

 だからといって発光禁止にして枕元のライトだけで撮ってみたら今度は色が思いっきり赤かぶりしてしまった。それが2枚目。

ホワイトバランスをカスタム設定し、プラスの露出補正をかけた

 しょうがないのでポスターの白でホワイトバランスをカスタム設定して撮影。さらに背景が白いと全体が暗く写りがちなので、プラスの露出補正を強めにかけてやる。被写体によりけりだから一概には言えないけど、ちょっと露出オーバー気味に明るめに撮っておく方がきれいに見えます。

 それが3枚目だ。結構きれいになった。

影を薄くしてみた

 ついでに白い紙を反対側から当てて影を薄くしてみた。それが4枚目。

 でも撮影風景はこんなにマヌケなのだ。まさかこんな適当な場所で撮ってるとは誰も思うまい。

撮影風景

 要するに、どこででもどんな照明下でも撮ろうと思えば撮れるってこと。

 大きなものを撮りたいときはもうドアやカーテンを背景にしてできるだけシンプルにし、思いっきり遠ざかって撮るしかない。ものによっては屋外に持ち出して陽光で撮っちゃうのも手だ。

 「広角寄りやや望遠気味で撮る」「増感はしない」「ホワイトバランスを合わせる」「ピントに気をつける」「背景に気をつける」「カッコよく撮れるように光の当たり具合を考える」「撮る前にホコリをはらい汚れを取る」といった基本を頭に入れたら、あとは創意工夫。手持ちの道具で使える場所であれこれ工夫してみよう。そのひと工夫が結果に大きな違いを生むのだ。

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