質感にもひと手間かけた大人のハイエンドAVノート──「NEC LaVie TW LW900/BD」(1/2 ページ)

» 2005年01月14日 13時02分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 LaVie TWで目を引くのはその外観。17インチワイド液晶はもちろん、パームレスト部には本皮の風合いとやわらかい感触を備えた加工が施され、渋めのシルバーやグレーといったボディカラーを組み合わせることで落ち着いた雰囲気を醸し出している。単に「筐体の一部に本皮風を取り入れた」という安直なデザインではない、全体の調和が重視されたデザインは秀逸だ。

今回評価するのはLaVie TWの上位モデル「LW900/BD」

右側面にはUSBとサウンド系端子、そして内蔵ドライブとシンプルにまとめられている

左側面にはPCカードスロットにIEEE 1394、そしてSD、xD、メモリースロットに対応した3in1スロットとワイヤレスLANオンオフスイッチがまとめられている

 細部の造作にも注目したい。キートップには使い込んでいくと発生しやすいテカリを抑えるコーティングを施し、Tシリーズでも採用されていたAV操作パネルは、一般的なスイッチから筐体と一体感のあるフラットパネルに変更することで、「いかにもAVノート!」というスイッチの存在感を抑えつつ、肝心のAV機器的な使い勝手は失っていない。

 キーボードも(無理をすれば)テンキーを詰め込めそうだが、あえて「T」シリーズと共通のレイアウトとし、デスクトップPCと同じ19ミリピッチ(キーストロークも3ミリ)を確保している。ビジネス利用を意識したノートPCならば多少キーピッチを詰めてでもテンキーを追加するだろうが、あくまでプライベート利用のホビーユースノートPCとしてフルキーサイズを優先させたのだろう。

キーボードは筐体センターに配置。パームレストに感触をよくするために皮革素材を取り入れている

 キーボード部を挟み込むようにヒンジ寄りに配置されたステレオスピーカーの音質も悪くない。このレイアウトのおかげで映像との一体感も良好。ゆとりのある筐体を生かしたバスレフ構造で低音を補強しつつ、小型のスピーカーユニットにありがちな高音がキンキンした耳障りな音質ではない。

 何より人の声などの中域がすばらしい。もちろん音量を上げていくと低音の歪みが気になってくるが、常識的な音量であればDVDで映画を見る場合でも外付けのスピーカーは必要と思わないだろう。

NECで定番のAUTHENSURROUNDをサポート。スピーカーも大容量BOX&バスレフ機構を採用している

色鮮やかな映像を実現する新開発のチューナーユニット

 LaVie TWは現役のノートPCでは最大級の17インチワイド液晶ディスプレイを搭載している。このディスプレイは「ただ大きい」というだけでなく、同社が「スーパーシャインビューEX液晶」と呼ぶ、いわゆる光沢タイプの「つるつる液晶」タイプだ。低反射処理も施され良好な発色と映り込みの少なさを両立し、輝度を上げても白飛びしないという、明るい室内でのTV視聴に適した面も兼ねそなえている。

 もっとも「スーパーシャインビューEX液晶」はサイズこそ違えどTシリーズで既に採用されていたもの。LaVie TWを含む2005年春モデルで刷新されたのはTVチューナーユニットで、「MPEGエンコーダ」「ビデオデコーダ」「10ビットA/Dコンバータ」「三次元Y/C分離」などをワンチップに統合した自社製の統合型新チップが採用された(NECは新しいチップを採用した一連の高画質エンジンを"VISITAL"と命名している)。VISTALの詳細は公開されていないが、同社から既に2004年9月に発表済みのμPD61176を採用しているようだ。

 VISITALや液晶パネルの採用によって、従来のLaVieやVALUESTARシリーズ、同社のキャプチャーユニットSmartVisionシリーズで共通に見られた「発色が控えめでおとなしい画質」から一転して、LaVie TWでは非常に色鮮やかな画質に変更されている。これは従来製品を使ったことのある人なら一目で気が付くほど大きな変化だ。

 もちろん色鮮やかであれば良い、というものではないが、従来のTV機能をもったLaVieシリーズと比較すると、より液晶TVに近い画質になったことは否定できない。NECの製品の場合、ディスプレイの発色は鮮やかなのにチューナーユニットの発色がいまいちという感が強かったわけだが、それが大幅に改善されたと言っていいだろう。

充実のTV関連機能とシームレスになったインスタント機能

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月02日 更新
  1. RTX Spark搭載「Surface Laptop Ultra」がお披露目か Microsoftが10月7日にイベント開催 (2026年10月01日)
  2. 「Windows 11 2026 Update(バージョン 26H2)」の製品版が登場 Windows Updateを通して順次展開 (2026年09月30日)
  3. 新生「エプソンジャパン」が次世代ホーム戦略を発表 月額1100円からのプリントサブスク「ReadyPrint」やプリンタ新製品も (2026年10月01日)
  4. 圧倒的な通気性と航空モチーフのデザインが光る「ANAオリジナル タフな背中がムレにくいビジネスリュック」を試す (2026年09月28日)
  5. 処理速度を向上してスリムになった新型「Fire TV Stick 4K」登場 リモコンも一新 (2026年09月30日)
  6. サイバー攻撃より怖い? ドラッグ&ドロップの操作ミス、原始的な「ファイルを選択」でヒューマンエラーを防げるか (2026年10月01日)
  7. 理論値以上のゲーミング性能を発揮できる秘密は? MSI Claw 8 EX AI+で知る「Intel Arc G3 Extreme」の実力 (2026年09月30日)
  8. 13.3型で約1.005kg! Core Ultra(シリーズ3)搭載モバイルPC「Let's note NC7」個人向けモデルが11月18日発売 (2026年10月01日)
  9. 交換式バッテリー&カメラ付き“全部入り”スマートグラス「INMO GO3」を試す (2026年09月29日)
  10. Amazon「プライム感謝祭」が10月16日スタート! 規模倍増の400万点以上がセール対象に――先行セールは10月13日から (2026年10月01日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー