質感にもひと手間かけた大人のハイエンドAVノート──「NEC LaVie TW LW900/BD」(2/2 ページ)

» 2005年01月14日 13時02分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
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充実のTV関連機能とシームレスになったインスタント機能

 TVの視聴に録画、そして再生に利用するソフトは従来同様「SmartVision」だ。地上波で配信される「ADAMS-EPG」を採用した使いやすい電子番組表に、キーワードや番組ジャンルなどを指定して自動録画が行える「おまかせ録画」が特徴。今まで独立したソフトを実行する必要があった「ADAMS-EPGプラス」も「SmartVision」に統合され、より使いやすくなった。

iEPGと異なり電子番組表もSmartVisionの機能として組み込まれている。「番組表取得」ボタンをクリックするだけでインターネットから最新の番組表をダウンロード可能になった

 PCから離れた位置でも操作が便利なGUIを備える「Media Garage」も搭載しており、TV視聴やEPGを使った録画予約、録画番組の再生をリモコンで行える。

 「Media Garage」と「SmartVision」は録画した番組を含めてすべての情報を共有できる。使い勝手から言えば「Media Garage」が「SmartVision」のフロントエンドとしてみることもできる。視聴スタイルに応じた使い分けが可能だ。

 PCの前にいるならキーボードとマウスで素早く操作できる「SmartVision」を、離れた位置からリラックスして楽しむときには「Media Garage」を利用すればいい。リモコンを使う「10フィートGUI」は概して情報の一覧性が低くなってしまうため、PCの前で操作するユーザーにとって必ずしも好ましいと言えない部分もある。LaVie TWのような2本立て構成はPCで必要な対応とも言えるだろう。

「Media Garage」は基本的にリモコンの上下左右ボタン、決定ボタンだけでほとんどの作業が行えるUIで、使い勝手は家電ライクだ。家電と比較するとレスポンスが良いのも魅力

 機能をトータルで設計できるメーカー製PCならではのメリットを生かしたのが、電源オフからの予約録画の実行だ。サスペンドや休止状態だけでなく、LaVie TWではWindowsを終了して電源を切った状態からでも、予約録画の時間になればWindowsを起動して録画を実行してくれる。

 休止状態であっても電力はまったく消費しないので省電力という点でメリットがあるわけではないが、録画予約をしておいたのにWindowsを終了させてしまった、といったうっかり録画ミスを防いでくれる。BIOSから機能に合わせて設計している製品ならではの機能と言えるだろう。

 電源オフの状態からすばやくTVの視聴、DVD/CD再生が可能なインスタント機能では、OSとしてWindows Embededを動作させ「Media Garage」のサブセット版を動作させることで操作性のシームレス化が図られた。

 もともとインスタント機能自体がそれほど多機能ではないため、従来機種でも操作性にさほど違和感を持つわけではなかったが、GUIがほぼ完全に統一されているため、さらに使い勝手が向上したといえるだろう。

インスタント機能でもサブセット版の「Media Garage」を採用。利用できるのはTV視聴とDVD/CDの再生のみだが、UIは統一されている。リモコン操作でWindowsの起動も可能だ

プライベートルームをシンプルにしたいならAVノートPC

 LaVie TWはノートPCとはいえ、幅が44センチ、重さも約4.4キロの超ヘビー級。このサイズは「持ち運ぶことを拒否している」と言い切ってもいいだろう。その代わりに十分距離をおいてもTVやビデオを楽しめる画面サイズを実現し、1440×960ドットの解像度はPCとして利用する場合に十分すぎる情報量と視認性も確保している。キーボードのタッチも良く、PCとしての使い勝手も極めて良好だ。

 Pentium M 730(動作クロック1.60GHz)に2層式DVD+Rの書込みにも対応するDVDスーパーマルチドライブを内蔵するなど、デスクトップリプレースPCとして見ればどのような用途にも対応できるが、やはり、そのデザインに似合うのはプライベートルームで利用し、これ1台でPCもAVもこなしてしまう使い方ではないだろうか。

 机の上にはLaVie TWだけ。でもこれだけあれば充実のプライベートライフがこなせる、そんなスタイルがぴったりのノートPCなのだと思う。Pentium M採用によって実現した静音性も、その使い方に一役買ってくれるはずだ。

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