今までMacに興味がなかったPCユーザーも、セカンドマシンとして、あるいは“iPod用周辺機器”として気にせざるを得ないほど魅力的なマシン、それがMac miniである。
もっともMac miniにはキーボードやマウスが付属せず、別途準備する必要がある。普段は無骨なキーボードでもまったく気にならなかったユーザーもMac miniで使うとなれば、なぜか「別で何でもいいや」とも思えなくなってしまうのが不思議だ。そう、もともと筆者は“形”から入るPCユーザーなのだ。
そんなMac miniの導入にあたり、色とデザインにこだわったというキーボードとマウスがちょうど発売されていた。それがサンワサプライのUSBハブ付きMacキーボード「SKB-MSLUHW」と光学式マウス「オプトマウス イオ MA-IHPW」だ。今回はこれら2つを早速試してみた。
Mac miniでは、USB接続タイプのPC用キーボードももちろん使用できる(関連記事参照)。しかしPC用のそれを流用した場合、AltキーとCommandキーの位置関係が逆になってしまう(WindowsキーがCommandキーになる)のがどうも気になる。これはMacOS Xの操作にまだ慣れていないせいでもあるわけだが、普通にMacOS Xを操作するなら、やはりMac対応配列がなされたキーボードの方がよけいな思考を働かせることもなく、当然使いやすい。
なによりSKB-MSLUHWは光沢処理がなされた純白カラーをまとい、Mac miniとのマッチングも良好だ。107キーレイアウトを採用し、最前列のスペース、カナ/かなキーも大きめ。そして、純正キーボードよりもスペースキーが長く、最上段のファンクションキーもセパレート配置されているので、純正のそれより使いやすいそうと感じる人も多そうである。
そして、スリムデザインながらキータッチもほどよく良好だ。軽いキータッチを実現する――ノートPCのキーボードと同じ構造の――パンタグラフ方式キーが採用され、キーストロークも3ミリを確保。単に軽いだけでなく、しっかりとしたタッチ感も魅力である。
10キーの上部には、4つのアプリケーションキーも配置され、ボリューム調整、ミュート、光学ドライブのイジェクト操作が可能だ。これは付属される専用ドライバをインストールすることで利用可能となり、使い勝手はApple純正のそれと変わらない。
上端の左右に備わるUSBハブ機能も、Mac miniとの組み合わせ時には便利なポイント。USBハブ機能のあるApple純正キーボードではなく、それがないPC用キーボードを流用する場合には注意が必要だ。Mac miniのUSBポートは背面に2つ搭載されるが、そのままキーボードとマウスを接続してしまうとUSBポートが埋まってしまうからである。
SKB-MSLUHWではマウスはキーボードのUSBハブ部分に接続することで貴重なUSBポートを空けておくことができるし、USB接続タイプのメモリカードリーダーや、デジカメ本体をUSB接続するといった場合にも使い勝手がよい。
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