ニュース
» 2005年04月18日 20時02分 公開

64ビット版Windows、4月23日発売――販売は“バンドル”形式で、アキバでは深夜イベントも (1/2)

64ビット拡張技術命令に対応する「Windows XP Professional x64 Edition」が23日に発売を開始する。アキバなどでは深夜販売も行われるようだ。価格は1万9000円前後、MCE2005と同様に一般ユーザー向けとしてはOEM版のみ販売される。

[池紀彦,ITmedia]

 日本AMDとマイクロソフトは4月16日、東京秋葉原の秋葉原リナックスカフェ・ディ・プロントにおいて、64ビット版Windows XP発売開始記念イベント「AMD64 + Windows x64祭り」を開催した。

photo 会場となった秋葉原リナックスカフェ・ディ・プロント

 今回は両社に加え、協賛ベンダーとしてMSI、TYAN、サーマルティク、RIOWORKS、CFD販売の5社が新製品などの展示を行った。

話題の中心は、やはり先ごろRTM(製品用最終バージョン)が完成したマイクロソフトの新OS「Windows XP Professional x64 Edition」の展示とデモである。

 同OSの最大の特徴は、AMDのAthlon 64やOpteronなどが備える「AMD64」やIntelのPentium 4の一部が備える「EMT64」などの64ビット拡張技術命令に対応し、64ビット対応アプリケーションと組み合わせて使用することでパフォーマンス大幅向上が期待できる点である。

今回、同会場で行われたマイクロソフトによるプレゼンテーションデモにて、その詳細が明らかになった。デモでは、x64対応以外のx64 Editionの新機能として新たに、より大容量のメモリサポートを行う点などを挙げており、最大128Gバイトの大容量メモリ搭載をサポートするほか、ページファイルの大容量化にも対応する。

 また内部の機能として、Windows XP SP2とほぼ同等の機能を搭載し、内蔵アプリケーションはそれぞれ問題なく動作することなどが挙げられる。既存の32ビットアプリケーションについては、64ビットOSと32ビットアプリケーションの橋渡しを行うエミュレーションレイヤープログラムとして「WoW64」を搭載する。これにより、ほとんどの32ビットアプリケーションがx64 Editionで問題なく、しかも高速に動作するというが、Windows Media Player 10のミニプレーヤーモードが動作しないなど、現状では問題点が皆無でない点も付け加えられた。

もう1つの課題として、デバイスドライバに関してはx64 Edition専用ドライバが必要になるため、外付けの最新プリンタやTVキャプチャーカードのほとんどが利用できない点が挙げられているおり、これらについては、OS発売後の各ベンダーの動向に期待したいと言及するにとどまった。なお、オーディオやネットワーク系、グラフィックスカードなどの内蔵デバイスについては、そのほとんどがOS内に同梱するin-boxドライバーで動作するとしており、通常利用には問題もないという。in-boxドライバ数については、Windows Server 2003発売時に追加したドライバまでに対応しているとしており、かなりの数を組み込んでいるようだ。

 ちなみに、残念ながらx64 Editionの単体パッケージ販売は行われないことも判明した。昨年10月に発売になったWindows XP Media Center Edition 2005と同様に、OEM版にて販売されるようだ。OEM版とは、PCパーツやPC本体などとのバンドル形式で購入する形態のもので、アキバのPCパーツショップなどでは、プレインストール済みPC、あるいはHDDやメモリ、そのほかドライブ系などPCパーツとのセットで販売されることになる。

photo Windows XP Professional x64 Editionは、メーカー向け、ボリュームライセンス、OEM版が用意され、単体パッケージやアップグレードパスは用意されない

 価格は1万9000円前後を予定、従来のWindows XP ProfessionalのDSP版と価格差はほとんどない。

 なお、当日の会場の席はほぼ満席。展示会場も展示製品をじっくり見る暇もないほどの混雑ぶりで、64ビットOSに対するユーザー――とりわけアキバに来るヘビーユーザー――における期待度の高さが伺えた。

 64ビットCPUとなるAthlon 64が初登場したのが2003年の終わり頃。そこから実に1年半ほど経過し、64ビット対応Windowsの正式登場がようやく決定した状態だが、まだ課題も多いという声も聞かれる。同時に64ビットOS用デバイスドライバや64ビット対応アプリケーションも多数用意されること、このことが、x64 Editionの真価を発揮できる重要なファクターとなりそうだ。

ほか、Turion64搭載ベアノート、サーマルティク新ブランドなども

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia PC USER に「いいね!」しよう