警察庁とMS、技術協力協定締結──官民でサイバー犯罪対策を

» 2005年06月28日 12時25分 公開
[ITmedia]

 警察庁情報通信局情報技術解析課とマイクロソフトは6月28日、情報セキュリティ対策およびサイバー犯罪対策に向けた技術協力協定を締結したと発表した。

 マイクロソフトは情報セキュリティ対策、警察庁とのホットライン設置、技術トレーニングの実施といった具体的連携を行う。

情報セキュリティ対策MSは、捜査活動にあたって必要とする同社製ソフトウェアのセキュリティ情報を、情報セキュリティ対策の観点から警察庁に提供する
ホットライン設置警察庁とのホットラインを設置し、警察庁が必要とする技術情報を提供する
技術トレーニングの実施必要に応じて具体的な技術教育を提供するなどし、情報セキュリティ対策およびサイバー犯罪対策のためのスキル向上に向けた警察庁の取り組みをサポートする

 警察庁情報通信局情報技術解析課は、1999年4月に設置された警察における犯罪取り締まりのための情報技術解析を実施する部門。主にサイバー犯罪などに関連する電磁的記録の解析や、インターネット上セキュリティ情勢の分析、サイバー攻撃からの重要インフラ防護について取り組んでいる。

 米Microsoftのビル・ゲイツ会長は「日増しに悪質かつ高度化するサイバー犯罪に対抗するには、官民の密接な協力が不可欠。警察庁との技術協力は、サイバー犯罪の撲滅に向けた重要な第一歩だ」と述べている。

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