カノープスは8月10日、LAN接続型の外付けTVキャプチャーユニット含むTVキャプチャー製品3モデルを発表、9月上旬より順次発売を開始する。
ラインアップは、LAN接続タイプの外付けTVキャプチャーユニット「DNT-888L」、限定タイガース仕様となるライターサイズの超小型モバイルTVチューナー「豆ちゅータイガース」、ハードウェアエンコーダ搭載のPCカードタイプTVキャプチャーユニット「板ちゅーGOLD」。価格はオープン、予想実売価格は、DNT-888が3万9980円前後、豆ちゅータイガースが9800円前後、板ちゅーGOLDが1万7980円前後。
DNT-888Lは、エンコード済み映像データをLAN経由で配信できる機能を持ち、LAN接続されたそれぞれのPCでTV視聴・録画が行える仕組みとなる外付けTVキャプチャーユニット。
本体には、ソニー製Hi-Fiスプリットキャリアチューナー、フィリップス製MPEGエンコーダ「SAA6752」のほか、日本電気製3次元Y/C分離・3次元ノイズリダクション(排他)チップ「μPD64011」、ゴーストリデュースチップ「μPD64031」といった高画質化回路を、接続インタフェースにTVアンテナ入力、コンポーネント/S-Video入力、S-Video入力、RCA映像・音声入力×2、LAN端子を備える。
Windows PCからは付属のAV統合コントロールソフト「FEATHER 2005 V2」より視聴、録画予約設定などが可能。また同機はスタンドアロンhttpサーバとして動作する仕組みとなっているため、あくまで保証外だが理論的にはWebブラウザを使用でき、MPEG-2が再生できる環境であればOSに依存しないのも特徴の1つとなる。
エンコード可能なビットレート範囲はMPEG-2 2Mから8Mpbs(VBR/CBR、オーディオ圧縮:MPEG-1 Audio Layer 2)、設定可能な解像度は720×480/480×480/352×480/352×400ドット。本体サイズは184(幅)×50(高さ)×205(奥行き)ミリ。
なお、DNT-888Lは、2ライセンス付属する「FEATHER 2005 V2」にてLAN接続された複数のPCで使えるが、同時使用は行えない。また、ルータ越えについては基本使用できないとしているが不可能ではないという。
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