今週金曜、USER'S SIDE秋葉原本店でTYAN製サーバ用ベアボーンキット「Transport VX50 B4881V50S4H-8P」と、同機を用いた組み込みマシンの予約販売が始まった。価格はベアボーンキットだけで94万5000円。月内には出荷できるという。
Transport VX50は、Opteron 800系CPUを8基と最大128Gバイトのメモリを搭載できるサーバ向けのベアボーンキットだ。同社製マザー「Thunder K8QW S4881」にはSocket 940が4基搭載され、かつ4基のSocket 949と16本のメモリスロットを備える増設ボード「M4881」を組み合わせることで8CPU構成を実現する。
ドライブ系ベイは、シャドーベイとモービルラックをそれぞれ4基備え、標準で計8基のHDDを接続可能。ほか5インチベイを3基用意し、スリムタイプのCD-ROMドライブが標準で搭載される。また、PCI Express x16スロット2基、ギガビットLANポート×2を備える。
その装備も驚異ながら、価格もまさしくケタ違いだ。ベアボーンキットだけで約100万円、CPUにOpteron 875を選んだ場合、約35万円×8個でプラス280万円。「メモリ容量ももちろんCPUに合わせて最低32Gバイト程度は搭載するとして、グラフィックスカードやHDDを加えていくと……500万円くらいですかね。お安くしときまっせ」と手揉む店員氏。あなたはどこの出身なんだ。
なお、偶然同店内にいたTYAN営業担当氏も「個人の方でも、もちろん大歓迎です。高級車を買うつもりでドシドシ注文してください」としれっと話す。
それはそうとPCも、トヨタにおけるレクサスブランドのような、メルセデスベンツにおけるマイバッハのような高級戦略を図っていく道もあるのだろうか。
製品 | TYAN「Transport VX50 B4881V50S4H-8P」 |
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USER'S SIDE秋葉原本店 | 94万5000円(ベアボーン単体価格) |
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