ダイレクトフォトプリンターの最新モデルとおすすめ機種：PC USERが注目する（4/4 ページ）

[ITmedia]

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フォト印刷ソフトの比較：HP Image Zone

　HP Image Zoneは、簡単なフォト印刷に特化したエプソンやキヤノンのものとは少々趣が異なり、画像管理からバラエティー印刷（アルバムやラベル印刷など）、そしてバックアップ機能までを備えた統合ソフトとなっている。個々の機能はそれほど凝ったものではないが、左端にタスクメニューを並べた共通のインターフェイスでさまざまな機能を扱える設計には好感が持てる。

　画像管理機能はなかなか本格的で、単純なエクスプローラー形式に加え、撮影日付にもとづいたグループ表示や、ユーザー自身が好みの画像をアルバムとしてまとめることもできる。また、簡単なレタッチ機能も用意している。補正候補となる9つのサムネイルを選択する、という初心者向けの構成ながら、カラーバランスやトーンの調整が可能だ。一方で、印刷機能はややシンプルだ。エプソンやキヤノンのように、ドライバーの機能の多くをソフト内に組み込むまでにはいたっておらず、市販製品のようにドライバーをその都度呼び出す形式にとどまっている。

画像は撮影日付別、フォルダー別、アルバム別で管理できる。最近使用したファイル（最大99個）のサムネイル表示も可能で、活用したい画像を選んで下の「マイセレクション」に登録していく。

サムネイルを使ったバリエーション補正のスタイルながら、「詳細」タブで露出、コントラスト、シャープネス、色温度、彩度などの調整が行なえる。「基本」タブには自動補正や赤目除去などを用意する。

通常印刷の画面。1面印刷のほか、割り付けフォト パッケージやインデックス印刷を選択できる。プリンターの用紙センサー任せという考え方もあるが、各種設定にはドライバーを呼び出す必要がある。

「クリエイト」モードでは、アルバムやカレンダー、パノラマ写真などを作成できる。ただ、フレームなどのクリップアートがさほど充実していないのがやや残念だ。なお、CD/DVD印刷にはラベル紙を使う。