ノートPC初の地デジ受信機能を実現──東芝「dynabook Qosmio G30」2006年春の地デジ対応モデル連続レビュー(2/4 ページ)

» 2006年03月16日 17時00分 公開
[八木慎伍,ITmedia]

フルHD表示ができる1920x1200ドットの解像度

 今回は3モデルあるQosmio G30の中でも最上位機種となるG30/596LSを評価した。G30/596LSはフルHD(1920×1080ドット)のハイビジョン放送が表示できる最大解像度1920×1200ドットのワイド液晶ディスプレイが搭載されている。しかし、その輝度は350カンデラ/平方メートルと最近のAVノートPCとしては控えめだ。液晶パネルの構造的な理由から高精細になると開口率が下がるため、輝度の面で不利になるのはやむを得ない。

フルHD映像も表示できる最大解像度1920×1200ドットの液晶ディスプレイ。17インチワイドと従来のQosmio G20と同じサイズなのでアイコンやフォントのサイズはユーザーの見やすい大きさに調整しておくといい

 同じQosmio G30でも最大解像度が1440×900ドットの液晶ディスプレイを採用した下位モデルは輝度が480カンデラ/平方メートルとなっている。こちらはフルHD品質の表示はできないが17インチワイドの大きさと精細な画質は上位モデルと同じだ。明るい表示画面を重視するならこちらを選択するものいい考えだ。

 もちろん350カンデラでもよほど明るい部屋でないかぎり、TVの視聴で困ることはない。ただし、評価したG30/596LSに搭載された液晶ディスプレイは上下の視野角が広くなかったので、くつろいだ姿勢で視聴していると姿勢を変えるたびに晶面の角度を変えたくなることがしばしばあった。

 一方、PCとして使う場合は1920×1200ドットという解像度で表示される情報量に圧倒される。Webブラウザを2つ開いて横に並べてもまったく窮屈に感じない画面の広さはもたらす使い勝手のよさは大きな魅力だ。

 ただ、高精細過ぎるために標準サイズのフォントでは小さくて見づらいと感じるユーザーもいるだろう。そのような場合に、本体に装備されているズームアップボタンを使えばInternet Explorerの表示をワンアクションで拡大できるので便利だ。

 一方で、Qosmio AV Centerでのマウスモードの画面構成がせっかくの高精細液晶ディスプレイに対応しきれていないと感じる部分もあった。Qosmio AV Centerのマウスモード画面が右上のアイコンや文字の大きさが1400×900ドットを想定したデザインのままなので、G30/596LDの画面では小さく感じてしまうのだ。縦横共に3割も解像度が多く、また、この解像度を持つモデルが1つしかないことを思うとやむを得ないところではあるが、使うときの雰囲気が求められるハイエンドのAV重視モデルなのでこのモデル専用の画面デザインを用意してもいいのではないだろうか。

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