Apple、7.9インチディスプレイ搭載の「iPad mini」発表 11月2日発売:重さ308グラム
Appleが、厚さ7.2ミリのボディに7.9インチのXGAディスプレイとA5プロセッサーを搭載した小型のiPad、「iPad mini」を発表した。LTEにも対応しており、日本ではソフトバンクモバイルとKDDIが取り扱う。
Appleが10月23日(現地時間)、“より小さなiPad”として、7.9インチのディスプレイを搭載した「iPad mini」を発表した。Wi-Fi版とWi-Fi+Cellular版が用意され、Wi-Fi版は11月2日に、Wi-Fi+Cellular版は11月下旬に発売予定だ。容量は16Gバイト、32Gバイト、64Gバイトから選択でき、キャリアはソフトバンクモバイルに加えてKDDIも選べる。
価格はWi-Fi版の16Gバイトが2万8800円、32Gバイトが3万6800円、64Gバイトが4万4800円。Wi-Fi+Cellular版の16Gバイトは3万9800円、32Gバイトは4万7800円、64Gバイトが5万5800円。10月26日から予約の受け付けを開始する。
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iPad miniは、厚さ7.2ミリの薄型ボディに1024×768ドット(XGA)表示に対応したディスプレイを搭載したタブレット。狭額縁設計を採用し、片手で持てるサイズを実現した。解像度はiPad 2と同じで、27万5000タイトル以上ある既存のiPadアプリケーションがそのまま利用できる。幅は134.7ミリ、高さは200ミリ、重さはWi-Fi版が308グラム、Wi-Fi+Cellular版が312グラム。背面はアルミのユニボディで、ボディカラーはホワイト&シルバーとブラック&スレート。
CPUはデュアルコアプロセッサの「A5」で、FaceTime HDカメラ、5MピクセルのiSightカメラ(裏面照射型CMOS)を搭載。通信機能は3G(DC-HSDPA、HSPA+、EV-DO Rev.B、EV-DO Rev.Aなど)に加えてLTEに対応しており、Wi-Fiは802.11a/b/g/nを、Bluetoothは4.0をサポートした。「iPhone 5」と同様、LTEは国内では2.1GHz帯の周波数を利用する。バッテリーは16.3Whのリチウムポリマーバッテリーで、最大10時間の駆動を実現。外部接続端子はLightningコネクタとなっている。OSはiOS 6をプリインストールする。
7.9インチのディスプレイに合うサイズの「SmartCover」も提供予定だ。
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