　GeForce 7900GSは、GeForce 7900GTの下位にラインアップされるGPUで、現行の7900シリーズでは最下位にあたる。7900GTとの違いはピクセルシェーダが4本減って20本に、バーテックスシェーダ数が1本減って7本になった点。450MHzのコアクロックと、1.32GHzのメモリクロックは同じだ。

　入荷されたばかりで、調査当日はユーザーの反応がまだ薄かったが、多数のショップが大ヒットを予測していたのが印象深い。クレバリー1号店は「現在一番売れているGeForece 7600GTから、わずか3000円を上乗せすれば手が届きます。消費電力も下がっているので、これからのメインストリームになるのはほぼ確実でしょう」と話す。またフェイス秋葉原本店は「上位のGeForce 7900GTはまもなく生産終了になるので、GTの需要がそのまま引き継がれます。そのうえ低価格なので7600GTのシェアも奪っていくでしょう」という。

AOpen「Aeolus 7900GS-DVD256」

　性能についても、ベンチマークを行ったBLESS秋葉原本店はお墨付きを与えた。「GeForce 7900GTとのパフォーマンス差は5％程度でした。そのうえで消費電力は10～15％も低く抑えられています。価格も約1万円下がるので、ゲーマーを中心に絶対に人気が出ますよ」と力を入れて話す。

クレバリー1号店のPOP。Core 2 DuoとP965マザーと並び、2006年後半の“三種の神器”に認定している（写真＝左）。BLESS秋葉原本店のベンチマーク。GeForce 7900GS搭載時のワットチェッカーの値は108前後となっている。同じ条件下のGeForece 7900GT搭載時には130前後の数値を示していた（写真＝中央／右）

　一方、RADEON X1950XTX搭載のグラフィックスカードは、9月14日の20時以降に複数のショップの店頭に並ぶ可能性が高い。BLESS秋葉原本店は、Sapphire製「RADEON X1950XTX 512MB」と、同「RADEON X1950 CrossFire 512MB」の予約受付を開始している。価格はともに6万4800円だ。

製品：	Leadtek「WinFast PX7900GS TDH」
入荷ショップ
BLESS秋葉原本店	2万6980円
パソコンショップ・アーク	2万7480円
フェイス秋葉原本店	2万7770円
T-ZONE.PC DIY SHOP	2万8800円
TSUKUMO eX.	2万9780円
ドスパラ秋葉原本店	2万9980円

製品：	MSI「NX7900GS-T2D256E-HD」
入荷ショップ
パソコンショップ・アーク	2万7780円
BLESS秋葉原本店	2万7800円
フェイス秋葉原本店	2万7970円

製品：	AOpen「Aeolus 7900GS-DVD256」
入荷ショップ
BLESS秋葉原本店	2万6800円
クレバリー1号店	2万8318円
ドスパラ秋葉原本店	2万9480円

製品：	XFX「Geforce 7900GS 480M 256MB DDR3」
入荷ショップ
クレバリー1号店	2万8323円
BLESS秋葉原本店	2万8800円
フェイス秋葉原本店	2万8970円
パソコンショップ・アーク	2万9650円

関連レビュー：いきなりのオーバークロック版「XFX GeForce 7900 GS 480M Extreme」で最新「ちょい安」ハイエンドGPUを検証する

製品：	InnoVISION「Inno3D Geforce 7900GS」
入荷ショップ
T-ZONE.PC DIY SHOP	2万5980円
パソコンショップ・アーク	2万6780円

製品：	Albatron「7900GS HDCP」
入荷ショップ
クレバリー1号店	2万9373円
T-ZONE.PC DIY SHOP	3万980円
ドスパラ秋葉原本店	3万1980円