AMD 690と同じくらいに、街全体で注目を集めたのは、1TバイトのHDDだ。32Mバイトのバッファ領域を備える日立GST「Deskstar 7K1000(HDS721010KLA330)」で、月末に登場した。
5万円台半ばの価格もあり、現在は手を出す人が少ない様子だが、多くのPCパーツショップが派手なPOPを作って、新しい“単位”の登場を歓迎していた。T-ZONE.PC DIY SHOPは「個人向けのHDDが“ギガバイト”になったのは、Windows 98登場の少し前です。わずか10年で容量が1000倍になったというのは、技術が進化するスピードを感じさせてくれますね」と、うれしそうに語る。
手を出さないまでも注目しているユーザーは多いようで、複数のショップが頻繁に問い合わせを受けるという。あるショップは「意外とバッファ容量を気にする人が多かったですね。RAIDを組んで、大容量を高速に使いこなしたいという声も……でも、購入には結びついていませんが」と話してくれた。
ちなみに、Deskstar 7K1000シリーズの1Tバイトモデルは、IDEタイプもラインアップされているが、こちらはバッファ容量が8Mバイトになる。
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