“全部入り”の新型REGZA「Z3500シリーズ」登場今度はUSBハードディスクにも録画可能(1/2 ページ)

» 2007年08月20日 15時00分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 東芝は8月20日、液晶テレビ「REGZA」のハイエンドシリーズ「Z3500」5機種を発表した。全モデルに倍速駆動の10bitフルハイビジョンパネルを搭載したほか、外付けのUSBハードディスク(以下HDD)への録画機能やHDMI CECの「レグザリンク」、「アクトビラ」など豊富な新機能をサポート。「年末までに出てくる技術をすべて盛り込んだ“全部入り”状態だ」(同社テレビ事業部の本村裕史参事)。

photophoto 「フルHDネットワークモデル」と呼ばれる「Z3500」シリーズ。37V型から57V型までの5サイズを揃えた

 「Z3500」は、37V型から57V型までの5製品を揃え、9月下旬から順次発売される。スペックと実売想定価格は下表の通りだ。また東芝では、同時にテレビの製品ラインアップを拡張しており、スリムなベゼルとカラーバリエーションが新しい“Life Conscious REGZA”こと「RF350シリーズ」2機種6モデル、および「C3000」シリーズの後継となるベーシックモデル「C3500」4機種もあわせてリリースした(別記事を参照)。これにより、37V型以上の製品はすべてフルHD対応となった。

製品名 37Z3500 42Z3500 46Z3500 52Z3500 57Z3500
画面サイズ 37V型 42V型 46V型 52V型 57V型
液晶パネル方式 IPS VA
チューナー 地上デジタル×2、アナログ地上波×1、BSデジタル×2、CS110度×2
インタフェース HDMI×3、ビデオ入力×4(うちD4×2)、i.LINK、USB×2、LAN×3、光デジタル音声など
実売想定価格(※) 36万円前後 46万円前後 51万円前後 60万円前後 95万円前後
発売日 9月下旬 10月中旬 10月下旬
※:価格はオープンプライス

「パワー・メタブレイン」

 本村氏の言葉通り、Z3500には最近話題になった技術がほとんど詰め込まれている。10bitの広色域液晶パネルをはじめ、120Hzの倍速駆動と中間フレーム生成による動画ボケ解消技術「フルHD・モーションクリア」など、基本となる部分は限定モデルとして登場した「H3300シリーズ」を踏襲。一方で映像処理エンジンは名称を「パワー・メタブレイン」に変更された。「ハードウェアはH3300と同じ。ただし、質感リアライザーやディティールリアライザーのファームウェアを抜本的に変更している」(東芝デジタルメディアエンジニアリングでメタブレインプロを担当する住吉肇氏)。

photophoto 「パワー・メタブレイン」(左)と背面のHDMI端子(右)。HDMI端子はv.1.3aでDeep Colorやx.v.Color、Lip Syncをサポート。1080/24P入力にも対応している

 たとえば、質感リアライザーでは、逆光で影になった部分などの“黒つぶれ”や、黒レベルの“浮き”を引き締め、また雪や雲の陰影など、明るい部分の階調性も向上しているという。「しまり感はあるが、見やすい階調表現を目指した」(同氏)。一方のディティールリアライザーでは、たとえば夜景など画面全体が暗いときに暗部のシャープネスを抑制してノイズを抑えながら、窓などの明るい部分の明るさは残すといった改善が加えられている。

 「120Hz駆動では、60Hzのときに見えなかった部分も見えてくる。このため、ほかにもI/P変換のパラメータなどさまざまな変更を加えた」(同氏)。

 音響にも手を加えた。まず、オンキヨーと新たに共同開発した「パワージェットスリットスピーカー」を搭載。一般的なスピーカーとは逆にコーン紙の中央が盛り上がった形状で、背面にもポートを用意。内蔵スピーカーはキャビネット容積が限定されてしまうが、壁の反射を利用してテレビ後方にも音を出すことで効率的な音響効果を狙う。また、DPSによるサウンドイコライジングやClass-D デジタルパワーアンプも採用しており、音声メニューから番組のジャンルに適したモードを選択できるほか、5バンドのグラフィックイコライザーなども用意した。

photophoto 「パワージェットスリットスピーカー」の断面(左)では、コーン紙の中央が盛り上がっていることがわかる。DPSによるサウンドイコライジングも可能(右)
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