ソニー製ノートPC用バッテリー、10万台をリコール

» 2008年10月31日 09時13分 公開
[ITmedia]

 ソニー製ノートPC用バッテリーに過熱の恐れがあるとして、米消費者安全委員会(CPSC)やPCメーカー各社が10月30日、リコールを発表した。

 対象となるのは、Hewlett-Packard(HP)、東芝、DellのノートPCに搭載されているソニーエナジー・デバイス製リチウムイオンバッテリー。米国で約3万5000台、全世界で約10万台を自主回収する。ソニーの「VAIO」では問題のあるバッテリーは使われていない。

 ソニーによると全世界での事故報告は40件で、軽度のやけど4件、軽度の器物損傷21件を含む。日本での事故発生は報告されていないという。

 ソニーは原因について、2004年10月から2005年6月の特定期間の製造ライン調整が一部の電池セルの品質に影響を与えたと推定。一部部材不良によると思われる事故もごく少数ながら含まれているとも述べている。

 CPSCがまとめた自主回収の対象モデルは以下の通り。

メーカー 台数 ノートPCのモデル バッテリーのモデル 販売時期
Hewlett-Packard 約3万2000台 HP Pavilion:dv1000、dv8000、zd8000
Compaq Presario:v2000、v2400
HP Compaq:nc6110、nc6120、nc6140、nc6220、nc6230、nx4800、nx4820、nx6110、nx6120、nx9600
A0、L0、L1、またはGCで始まるバーコードラベルが付いている 20004年12月〜2006年6月
東芝 約3000台 Satellite:A70/A75、P30/P5、M30X/M35X、M50/M55
Tecra:A3、A5、S2
2005年4月〜10月
Dell 約150台 Latitude:110L
Inspiron:1100、1150、5100、5150、5160
OU091 2004年11月〜2005年11月

 CPSCは消費者に対し、すぐにノートPCからバッテリーを取り外して、メーカーに自主回収の対象かどうかを確認するよう促している。バッテリーを交換してもらうまでは、ACアダプタでノートPCを使うよう勧めている。

 HP東芝Dellはそれぞれリコール情報のページを設け、電話でも問い合わせを受け付ける。

回収対象となるバッテリー

 2006年にも過熱が原因でソニー製バッテリーのリコールが行われており、このときはDell、Apple、富士通、Lenovoなどが合計で900万台以上を自主回収した。今回のリコール対象バッテリーは、2006年に自主交換対象となったバッテリーセルとは異なるタイプであるとソニーは説明している。

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