米Appleは12月15日、「セキュリティアップデート2008-008」と「Mac OS X 10.5.6」を公開し、Mac OS Xに存在する多数の脆弱性を修正した。
アップデートの対象は、Mac OS X 10.4.11とMac OS X 10.5〜10.5.5の各バージョン。Appleのアドバイザリーには14項目の脆弱性が記載されている。
このうち、Apple Type Services、CoreGraphics、CoreServicesなどの脆弱性は、第三者が細工を施した画像やWebサイトなどを使って悪用する可能性があり、ユーザーはサービス妨害(DoS)を誘発されたり、任意のコードを実行されたりする恐れがある。
サードパーティーのプラグインでは、Adobe Flash Playerを脆弱性が修正されたバージョン9.0.151.0に更新した。Mac OS X 10.5.6ではセキュリティ問題のほかにも、不具合が報告されていたMobileMeの機能改善など、各種の機能強化が盛り込まれている。
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