極薄軽量ノートPC「VersaPro UltraLite タイプVS」はどれだけ薄いか16ミリを切るボディを獲得(1/2 ページ)

» 2009年05月26日 12時00分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

極薄軽量ボディ、「ビジネスのモバイル用途」に特化した設計

photo VersaPro UltraLite タイプVS
撮影:矢野渉

 業務に使用するモバイルノートPCにおいて重要なのは、なにより「薄く、軽く、小さいこと」──。NECのビジネス向け“VersaPro”シリーズの新モデル「VersaPro UltraLite タイプVS」(タイプVS)は、普段の業務を不便なくこなせる性能とともに、顧客訪問時など、常にPCを携帯するビジネスユーザーの声を反映して開発された“極薄軽量”PCだ。

 VersaProシリーズの軽量モデルは、12.1型ワイド液晶ディスプレイとCore 2 Duoを搭載し、重量868グラムを実現する「UltraLite タイプVC」(タイプVC)なども存在するが、タイプVSはいくつかの機能を省き、スペックを抑えてでも「より軽く、より薄く」を目指したモデルとして展開する。タイプVCと比較すると、CPUのAtom Z540や1Gバイト固定のメインメモリ、10.6型ワイド液晶ディスプレイといった基本スペックが抑えられたほか、PCカードスロットやアナログRGB端子、IEEE802.11a/n(nはドラフト)といった機能を省いたが、64GバイトSSDを標準で搭載しつつ、最薄部15.8ミリ、重量725グラムの極薄軽量ボディを実現した。画面サイズやより高い処理速度、ワイヤレスWAN、PCカードスロット、指紋センサーなどを望む層にタイプVCも併売し、ニーズに合わせて選択できるラインアップになっている。

 手にしてまず驚くのはこのサイズだ。ディスプレイを開いたキーボード部は、一般的な薄型の携帯電話より薄い約9ミリとなり、まさに“金属板”という印象である。薄いながらもマグネシウム合金を採用した強固なボディにより、ディスプレイを開いたまま片手で保持しても、ゆがみやたわみはほとんど生じない。キーボードと基板はそれぞれが重ならないよう配置され、キーボード上部のスペースにマザーボード、SSD、インタフェースボードを実装する。

 ディスプレイは1280×768ドット表示に対応する10.6型ワイドのスーパーシャインビュー液晶を採用した。視野角はやや狭めに感じるが、Webサイトをチェックする/オフィスデータを作成する/営業先に持ち出すといった用途の本機においては大きく使用感を損ねないと思われる。


photophotophoto NEC製携帯「N705i」(厚さ14.5ミリ)、「N705iμ」(厚さ9.8ミリ)とサイズを比較

 マグネシウム合金のボディは、さらさらした金属素材独特の質感が心地よい。カラーは半つや消しのシルバー1色で、過度な装飾も施されない(天面パネルにはNECロゴもない)。デザイン性も含めてもう少し遊び心はほしいが、それよりビジネス向けPCとしての「薄さと軽さ、堅実性」を追求したのだろう。タイプVCと同様に76センチの落下試験や150キロfの耐圧試験などもクリアする堅牢性をしっかり備え、満員電車でも安心して携帯できる。HDDより衝撃に強い64GバイトSSDの採用とともに、キーボード周囲をリブ構造として強度を確保した。

photophoto 1280×768ドットの10.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載(写真=左) 天面パネルは過度の装飾を施さないシンプルなデザイン(写真=右)
撮影:矢野渉
photophoto 本体前面は特に薄い。前面に無線LANやストレージアクセスなどを示すインジケータを備え、閉じているときも確認できる(写真=左) 背面はバッテリーがあるのでやや厚いが、USB 2.0、LAN、ケンジントンロックを備える(写真=右)
撮影:矢野渉
photophoto 本体左側面は電源端子とUSB 2.0端子がある。横から見ると、キーボード部分の下に何もないことがよく分かる(写真=左) 本体右側面はUSB 2.0、ヘッドフォン/マイク、SDメモリーカードスロット(SDHC対応)を備える(写真=右)。実装場所も限られる薄型モデルながら、SDメモリーカードスロットとともに、左右と背面それぞれにUSB端子を備えたのはポイントが高い
撮影:矢野渉
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