非対応でも気にしない! MacでReaderを使おう【お取りよせ編】:どんと来い、Mac非対応デバイス(1/2 ページ)

» 2011年01月25日 17時00分 公開
[広田稔,ITmedia]

 電子書籍端末が数多く市場に登場する中、「Mac非対応」という悲しい現実を突きつけられることがある。しかし、メーカーが用意してくれないのであれば、自分で何とかするのがMacユーザーの心意気というもの。

 手持ちの文庫本をスキャンする方法をまとめた「非対応でも気にしない! Macでソニー「Reader」を使おう【自炊編】」に続き、Macでソニーの電子書籍端末「Reader」を活用する方法をまとめていこう。

ほかのストアからXMDFの電子書籍をお取りよせ!

Space Town ブックス Space Town ブックス

 ソニーの「Reader」は、USBマスストレージに対応しており、スキャンしたPDFファイルをMacから転送して読むことができる。ただ、この場合は画像データなので、自分の見やすさに合わせて文字サイズを大幅に変更できるという電子書籍ならではのメリットを受けられない。

 そこで検討したいのが、電子書籍の購入だ。……といっても前編で説明したようにMacからはソニー純正の電子書籍ストア「Reader Store」が利用できないので、別のストアから「お取りよせ」することになる。

 幸いにも国内には過去から脈々と続いてきている電子書籍販売サイトは幾つかある。このうち、デジタル著作権管理(DRM)が付いていないXMDF形式ならReaderで閲覧可能だ。

 例えば、シャープの「Space Town ブックス」。同サイトはPDAのザウルス時代から続いているだけあって、ラインアップも3万1000冊とかなり多い。小説、新書、ビジネス書、ライトノベルなど、さまざまなジャンルがそろっている。MacでもWebブラウザからユーザーアカウントを取得し、クレジットカード情報を登録して書籍を購入できる。もちろんファイルの転送はドラッグ&ドロップでOK。アカウントや機器の認証なしで読めるので非常に手軽だ。

Space Town ブックスで購入してダウンロードしたファイル(拡張子は.zbf)の名前を分かりやすいものに変更し、Readerの「database」→「media」→「books」以下にドラッグ&ドロップすればOK
縦書き、ルビ付きで電子書籍を楽しめる。目次ページにはリンクが張られている(写真=左)。タッチすると、該当ページにジャンプする。スキャンしたPDFとは異なり、文字サイズを変更可能だ(写真=右)

青空文庫はPDF化! 縦書きで読むべし

 古典文学なら、無料で使えるインターネットの電子図書館「青空文庫」を探してみよう。有志の手によってデジタル化された著作権切れの文芸作品を中心に、1万冊近くの作品が用意されており、Readerではテキストファイルをダウンロードし、ドラッグ&ドロップで転送して読める。

青空文庫は、主にテキスト/XHTMLで作品を配布している。Readerではテキスト版のファイルをダウンロードしよう(写真=左)。特に何の加工もせずにそのまま転送して読めるが、その場合は横書きになってしまう。これでは雰囲気が台無しだ(写真=右)

 ただし、Readerでテキストファイルを開くと、本文が横書きで表示されてしまう。Readerには、文章の表示方向を縦横に切り替える設定が用意されていないので、このまま読むしかない。インターネット上には、青空文庫の書籍をEPUB化するサービスもあるが、このEPUB化したファイルでも横書きにしか表示されないようだ。

 筆者は「日本語の名作はやっぱり縦書きで読みたい」という性格なので、青空文庫をPDFに変換してくれるWebサービス「青空キンドル」を利用している。自炊したPDFと同様、行送りは固定になるが、こちらはPDFの作成時に文字サイズを3段階で選べるので読みやすい。

青空キンドルは名前の通りKindle用にPDFを作成するWebサービスだが、できあがったPDFはReaderで開いてもちょうどいいサイズで表示される。作成手順は青空文庫でテキストファイルのリンクをコピーし(写真=左)、青空キンドルのサイトでURLをペースとして「PDF化」ボタンを押すとPDFファイルとして書き出してくれる
左が「中」、右が「大」で変換したところ。個人的には「大」サイズの方が読みやすいと感じた(もしかして……老眼?)
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