スラスラ手書き、デジタイザーペンが心地よい──Windows 7搭載8.9型タブレット「HP Slate 2」を試すはじめての“オフィスタブ”にいかが?(2/3 ページ)

» 2011年12月15日 17時25分 公開
[岩城俊介(撮影:矢野渉),ITmedia]

普段はマルチポイント対応のタッチ操作、文字入力や細かい操作はデジタイザーペンで

photo Webサイト表示/ビュワー用途なら指でのタッチ操作、細かい操作や文字入力はデジタルペン、さっと手軽に使い分けられる。標準ケースにはペンホルダーも備わっている

 本機のディスプレイは、マルチタッチ操作が行える静電容量方式のタッチパネルに加え、デジタルペンで操作するデジタイザーも内蔵する。解像度こそ1024×600ドットと昨今のノートPCとしては少し心細いが、静電タッチパネルの弱点を補うデジタイザーはタブレットにおける操作性向上に直結する。こちらはなかなかの良ポイントと評価できる。

 つまむ/開くで拡大/縮小、左右に払って戻る/進むといった主にビュワーとして手軽に活用するタッチ操作、かたや細かい操作や文字入力はデジタルペンに持ち替えて。マルチタッチ操作とペン操作を、かなり自然に、スムーズに切り替えられる。


photophoto デジタイザーの設定項目
photophoto Windows 7標準の手書き入力(左) 「Swype Input Method」のソフトウェアキーボード(右)

 文字の入力は、Windows 7標準のソフトウェアキーボード+手書き入力機能に加え、他言語対応の「Swype Input Method」によるソフトウェアキー入力環境も用意する。タップ操作で文字列を1つずつ入力していく基本スタイルのほか、ペンの軌跡をそのまま連続した文字列として認識する“Swype”入力モードを備えている。

photophoto 小サイズにも切り替えられる。位置の移動も可能だ(左) ペンの軌跡をそのまま連続した文字の入力と認識する“Swype”。慣れると単体タップよりかなり快適に入力できるようになる(右)

「HP Slate 2」のデジタイザーペン+Windows 7標準手書き入力機能で文字を入力。“千”という文字が誤認識されたが、後の文字列で正しく認識された
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HP Slate 2にプリインストールする高速ペン入力環境「Swype」
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