グラフィックスカードは、AMDの新GPU「Radeon P9 285」を採用したモデルが複数社から登場している。価格は3万円強から3万6000円前後となる。
Radeon R9 285はR9 280の後継で、GeForce GTX 760の対抗といった位置づけとなる。R9 290/290Xと同じGCN(Graphics Core Next)世代のコア「Tonga」を採用しており、4K画質のH.264動画デコードや独自の音響技術「TrueAudio」などをサポートする。カード全体の消費電力はR9 280より60ワット低い190ワットで、補助電源は6ピン×2となる。
ミドルクラスのカードだけに、初動はあまり大きくない様子だ。入荷したTSUKUMO eX.は「初登場だから仕方ないとはいえ、R9 280と比べて割高で、GTX 760カードの対抗としてもコスト的な優位さが作れていないですからね。GCN世代のミドルレンジという価値はあると思いますが、もうちょっと価格が落ち着くまでは様子見という人が多いのかなと予想しています」と冷静に分析していた。
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