X99マザーは、先週になって各社から高付加価値を持つ上位モデルが続々と登場している。ギガバイトからは、E-ATX規格のOC向けモデル「GA-X99-SOC Force」(5万円弱)とATXサイズのゲーミングモデル「GA-X99-Gaming G1 WIFI」(5万4000円弱)、無線LAN&Bluetoothカードが付属するATXモデル「GA-X99-UD5 WIFI」(3万8000円弱)の3製品が売り出されている。
ASRockはKiller E2200とインテル製LANチップをデュアルで搭載したATXモデル「Fatal1ty X99X Killer」(4万円弱)を投入。MSIもCPUの“殻割り”を補助する機能を備えたOC向けのE-ATXモデル「X99S XPOWER AC」(4万9000円弱)を送り出しており、先々週に登場したASUSTeKの「X99-DELUXE」(5万円前後)やASRock「X99 WS」(4万5000円弱)なども加えて、各社の最上位級が選べる状況になっている。
ただし、先週までは2万円台のスタンダードクラスが多くのショップで売れ筋になっていたそうだ。某ショップは「ハイエンド狙いといっても、全方位最強のニーズはそこまで多くなく、X99チップセットの機能にプラスアルファがある程度で十分と考える人が多数派な印象です。オーバークロッッカーやゲーム環境にとことんこだわる人、マルチGPUでゴリゴリやる人ももちろんいますが、LGA2011-v3環境でも主流ではないですね」と淡々と話していた。
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