「別の意味で怖い」――アキバにおけるWindows 10の存在感
次世代OS「Windows 10」の存在がPCパーツ市場に与える影響も聞いて回った。Windows 10は今年後半の登場が予想されており、1月21日には、米Microsoftが発売から1年間はWindows 7/8/8.1からの無償アップグレードを実施する計画だと明らかにしている。
この発表後、OSの売れ行きには何の動きもなかったようだ。ソフマップ秋葉原リユース総合館は「まだ遠く先のことですし、気にして買い物する人はまだあまりいないと思います」という。アキバ全体でみると、OS単位の売れ行きはWindows 7が5〜7割で、Windows 8.1が3〜5割といったところ。その比率も特に動いていないそうだ。
ただし、いくつかのBTOマシンを扱うショップからは「現時点ですでに恐ろしい」といったコメントが聞かれた。
某ショップは「今でさえ、『7マシンを8.1にアップグレードしたらデバイスが認識されなくなった』といった相談をよくいただくんです。それが10になって、しかも無償アップグレードできるとなったら……。サポート部門が大変でしょうが、店頭からも人員が派遣されるかも。まあ、我々としても絶対無関係ではいられないでしょうね。うっすらと覚悟しています」と胸の内を明かしてくれた。
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